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シグマ、「135mm F1.8 DG HSM | Art」を4月7日発売

フローティング機構採用 5,000万画素対応の解像力

株式会社シグマは、2月21日に開発発表していた大口径単焦点望遠レンズ「SIGMA 135mm F1.8 DG HSM」の価格と発売日を発表した。

発売は4月7日。希望小売価格は税別17万5,000円。キヤノン用、シグマ用、ニコン用(電磁絞り採用)を用意する。

35mmフルサイズ対応の大口径望遠レンズ。5,000万画素以上の撮像素子を搭載する超高画素デジタル一眼レフカメラに対応するため、フォーカス方式にフローティング機構を採用。これにより、どの撮影距離でも画面周辺まで最高のパフォーマンスを発揮し、ディストーションも抑え、デジタル補正に頼らない高画質を実現した。

レンズ構成はSLD(Special Low Dispersion)ガラス2枚、FLD(“F” Low Dispersion)ガラス2枚を採用した10群13枚。ピントの合った位置からその前後のボケや、細かい枝などに発生しやすい色収差を抑え、絞り開放から画面全域にわたりクリアで解像力の高い描写を実現した。

大型HSM(Hyper-Sonic Motor)を採用したことで、低速での安定した動作のほか、AFアルゴリズムの最適化により快適なオートフォーカス撮影が可能になった。また、フォーカスリミッターを採用したことにより、撮影距離に応じたより快適なオートフォーカス撮影が可能となる。

このほか、フルタイムマニュアル撮影への対応。フレア・ゴーストに配慮した設計。高精度・堅牢な真鍮製製バヨネット・マウント(マウント部に簡易防塵・防滴構造を採用)といった特徴がある。

フィルター径は82mm。絞り羽根は9枚(円形絞り)。最小絞りはF16。最短撮影距離は87.5cm、最大撮影倍率は1:5。

最大径×長さは91.4×114.9mm、重量は1,130g(数値はシグマ用)。

歪曲収差
MTFチャート
周辺光量
レンズ構成

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。