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シグマ、フルサイズ14mm初のF1.8レンズ「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM」

前玉に80mm径の大口径非球面レンズ

株式会社シグマは、大口径単焦点超広角レンズ「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM」を発表した。発売日と価格は未定。シグマ用、ニコン用、キヤノン用を用意する。

描写性能を重視するArtラインに属する製品。現行のシグマ製フルサイズ用単焦点レンズとしては、魚眼レンズを除いて最も広角の焦点距離を持つレンズとなる(これまでは20mm F1.4 DG HSMが最広角)。

また、他メーカーを含む焦点距離14mmのフルサイズ用大口径レンズは、これまで開放F2.8がもっとも明るかった。開放F1.8を達成したのは本機が初めてという。

レンズ構成は11群16枚。このうち3枚にFLDガラス、4枚にSLDガラスを採用し、前玉には80mm径の大口径グラスモールド非球面レンズを用いている。この前玉は、ディストーションの補正と周辺光量落ち、描写悪化を抑制しているという。

大型HSM(Hyper-Sonic Motor)の搭載により低速での安定動作を図った他、AFアルゴリズムを最適化し、快適なAF撮影ができるとしている。フルタイムマニュアルも使用可能。

マウント部分には簡易防塵・防滴構造を採用した(シグマ用を除く)。

絞り羽根9枚の円形絞り。最短撮影距離は27cm、最大撮影倍率は1:9.8。最大径×長さは95.4×126mm、重量は1,170g。

また、ファームウェア更新用のUSBドックとマウントコンバーター「MC-11」に対応する。

関根慎一