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ハイエンド写真機材展「Photo EDGE Tokyo」が開幕

プロ向けの相談・試用イベント 10月15日(土)も開催

ハイエンド写真機材展「Photo EDGE Tokyo 2016」が東京・四ツ谷のイメージスタジオ・イチマルキュウで10月14日(金)に開幕した。10月15日(土)は9時30分~16時に開催。参加無料だが、事前登録を基本としている。

プロ向けのハイエンドスチル機材を試せるイベントで、今回が初開催。「コマーシャル・フォト」を刊行する玄光社とメーカー4社が主催している。出展社ブースにおける製品展示のほか、撮影体験コーナー、セミナースペース、ポートフォリオレビューの機会などを用意し、プロフォトグラファーや制作関係、プロを目指す学生までをターゲットとした。

セミナーも開催
玄光社の書籍販売

ここでは各社の製品展示について、概要を紹介する。

アガイ商事(ブロンカラー)

ストロボ用のアンブレラなど、アクセサリーを豊富に用意。プロは使い慣れた製品を使い続けることが多いが、こうした機会に新たな製品やアクセサリーを取り入れて、さらに撮影の幅を広げてほしいとのこと。

同社は主催社のひとつでもあり、同イベントの特徴のシューティングスペース(要予約)で各社展示製品を自由に組み合わせられる機会をアピールしていた。

アクセサリーを豊富に用意

EIZO

10月7日に発売したカラーマネージメント対応モニター「ColorEdge CS2730」のデモを実施。4K対応フラッグシップのColorEdgeも、高画素デジタルデータ向けとして展示していた。

ColorEdge CS2730
ColorEdge CG248-4K(23.8型)、ColorEdge CG318-4K(31.1型DCI)

HGSTジャパン(Gテクノロジー)

写真と映像分野に向けたストレージにフォーカスした同社。Thunderbolt2対応の製品を用意した。RAIDを組んで高速読み書きを実現したり、CFastカードを入れて別スロットのHDDなどにバックアップを取れるアダプターもあった。

ドライブ8台が入る「G SPEED SHUTTLE XL」。右上が3.5インチHDD、右下がSSD、下段の右から2番目がCFast2.0スロット

HDDを持ち出す際に使える「G DRIVE ev ATC」は、ケーブル一体型の防水ハウジング。中にUSB HDDを入れる。USB 3.0版とThunderbolt2版があり、1TBドライブ込みで3万円程度だという。

G DRIVE ev ATC

エプソン販売

A2ノビ対応の「SC-PX3V」と、A3ノビ対応の「SC-PX5V II」を用意。高画質の顔料プリンターで、プロの求める階調性やシャドーの表現を試してほしいという。希望すればテストプリントも可能としていた。

対応機種でのプリント作業をスムーズにする配布ソフト「Epson Print Layout」に関する説明も受けられる。ポートフォリオ作りなどに役立つというプラグインソフトで、Photoshop/Lightroomに対応する。

Epson Print Layoutの画面。余白調整を同一画面内で行えたり、用紙プロファイルをもとにした印刷プレビューも可能。複数枚を配置することもできる

キヤノンマーケティングジャパン

PROラインのA2対応インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-1000」と、大判インクジェットプリンター「同PRO-4000」を展示。プリントサンプルなどを用意し、商品解説を行う。テストプリントを希望する場合は同社ショールームを訪れてほしいとのこと。

日本HP

プロユースに向けたワークステーションを展示。4K解像度の15型モニターを搭載したノートパソコンは、高解像表示を生かして現場でのピント確認や画像編集に使えると訴求していた。グラフィック性能の高いノートパソコンは分厚く大きいのが一般だったが、こちらは最小構成で約2kg、最薄部約18mmという軽快さが特徴。

HPの展示ブース
HP ZBook Studio G3 Mobile Workstation

ハッセルブラッド・ジャパン

中判ミラーレスカメラ「X1D」とレンズ3本の実機と、中判一眼レフカメラ「H6D」を多数用意していた。 フォトキナ以来、X1Dを試しにショールームを訪れる人が増えたという。

X1D
H6Dを豊富に用意

フェーズワンジャパン

XFシステムのカメラとレンズを用意。1億画素デジタルバックと、その現像ソフトも一緒に試せる。プロショップに行かないと試せない製品が並んでいるのも本イベントの特徴。

フェーズワンの展示。XFカメラを特注ハウジングに収めて水中撮影する映像が上映されていた
XFカメラシステム

プロフォト

9月のフォトキナで発表されたモノブロックストロボの「D2」や、ジェネレーターの「Pro-10」を試せる。

D2

Pro-10は、2,400ワットから2.4ワットまでの光量調節が可能。TTLやハイスピードシンクロに対応する。また、50コマ/秒への追従や、爆発の動きをも写し止めるという1/80,000秒の短い閃光時間もアピールする。

Pro-10

ライカカメラジャパン

プロ向けとして訴求する、中判一眼レフカメラ「ライカS」、35mmミラーレスカメラ「ライカSL」、レンジファインダーカメラ「ライカM」のカメラとレンズを展示。ライカSに他社中判レンズを取り付けるマウントアダプターなども用意している。