トピック
真鍮フレームと最新コーティング採用のハイブランドモデル
K&F CONCEPT「NANO-X PRO」
- 提供:
- 株式会社K&F CONCEPT
2023年9月25日 18:11
レンズアダプターや三脚、フィルターなど、数多くのアクセサリーを発売しているK&F CONCEPT。フィルターは日本製の高精度ガラスを使い、28層のナノコートを施したNANO-X、さらに耐久性に優れた真鍮フレームを使い、コーティングも36層まで施したNANO-X PROを展開している。
NANO-X PROにはNDやCPLなどいくつか種類があるが、今回は「CPL&ND2-32」を使用して滝と光芒の撮影を試みた。このフィルターはCPLと可変NDが一体になったもので、さまざまな撮影環境に対応できる優れものだ。
撮影現場は水流が激しい部分とそうでない部分が混在しており、NDの設定値を迅速・柔軟に変更できるCPL&ND2-32にはとても助けられた。CPLで偏光制御、コントラストを調整するのも容易であった。撮影現場では水しぶきが激しく、ブロアーでフィルターに付着した水滴を払いながら撮影した。
仮に所持していたフィルターが固定NDで、CPLが共存していなかったのならば、水滴と格闘しつつ、最適な組み合わせを探すのに膨大な時間がかかったはずだ。光芒が出る時間は限られている。CPL&ND2-32により、シャッターチャンスを逃さず撮影することができた。K&F CONCEPTのフィルターは「ここぞ!」という場面での写真づくりを強力にサポートしてくれることを確信している。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2023年10月号』より抜粋・再構成したものになります。
撥水円形フィルターなので滝に近づいて撮影できる
防水、防汚、傷防止コーティングにより、水辺を問わずさまざまな環境に対応する。ブロアーによるメンテナンスのみで撮影に臨めた。
ND2-32で行き交う船の光跡を美しく表現する
屋形船が隅田川を行き来する光景を長時間露光するためには、「ND2-32」が効果的であった。船の光跡が途切れないようにするためには、フレームイン~アウトするまでの時間、シャッターを開け続ける必要がある。
この時間は撮影現場により異なり、ND8、ND16、あるいはND32が必要になる。左の写真では、ND8とND16のちょうど中間を使用した。このような不確かな撮影現場に対し、きめ細かに応えてくれるのがND2-32を使う大きな利点だ。
濃度調節用のツマミを回すことで、NDの濃度が変化する。最初はND8から始めて、撮影現場に合わせて濃淡を調整すると効率的。
ND1000+CPLで鏡面の湖を作り出す
早朝、神秘的な光景を演出するにはND1000を利用した長時間露光をおすすめしたい。ND1000と、CPLフィルターを組み合わせて撮影したものが上の写真だ。印旛沼の湖面が水鏡となり、感動的な光景を作り出せた。どちらか片方のフィルターではこのような滑らかな描写にはならないだろう。
カメラマンの表現したい情景をさまざまな製品群からアシストしてくれるK&F CONCEPT。撮影対象、表現に合わせて、フィルターを組み合わせて活用したい。
日の出の瞬間にND1000を利用した。太陽のゴーストやフレアを助長することはなく、逆光耐性は十分と言える。