3週目、上ブロックは左下のみISO200、ほかは全てISO100、F2.8~5.6、1/125~1/320秒。下ブロックは、右上のみISO400、ほかはISO100、F5、1/200~1/250秒。ストロボにニコンの「SB-900」を使っている。レンズは上ブロック左上と中央が「Ai AF Nikkor 35mm F2 D」、右上と右下が「Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D」、左下が「Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D (IF)」。下ブロックは右上が35mmでほかはすべて50mmとなる。
ストロボは最近パターン化している白カポック反射式だ。ちょうど撮影中の写真からわかるように、ストロボの発光部が後ろを向き、その光を白カポックで拡散している。右上のみISO400でストロボを使っているのは背景にある光を生かすためだ。もしほかと同様ISO100で撮っていると後ろの光は生かされず、ストロボ側の光だけの背景はもっと暗い感じとなる。
現像には「ViewNX」のバージョン1.3.0を使っている。今月は1週目からそうなのだが、「D-ライティング」はもちろん「カラーブースター」も“人物”をチェックし活用している。試したところ“風景”では色全体の彩度が上がるが、“人物”だと肌や唇など、赤っぽい部分を中心に彩度が上がる。もちろん強調し過ぎは不自然になるのでお勧めしないが、+1~+2程度だと写真によっては適度に色っぽくなりいい雰囲気が出る。
さて、この最新のバージョン1.3.0であるが、どうも筆者のメインマシンとの相性が悪くよく落ちるのだ。これは現像するデータが「D3X」でも「D2X」でも同じで、扱う機種の問題ではない。もちろんWindows Vistaの64bit版なので、基本的にサポートしていないのは承知だが、1つ前のバージョンまでは特にこれといって不都合は無かった。いろいろ試したところアプリケーションのプロパティで「互換モード/Windows SP(Service Pack2)」にして動かすとこの現象はピタリとおさまった。
この互換モードはこれまで長い間、Windowsを使っていて、存在自体は知っていたものの、ONにして効果があったためしが無かった。「何に使うのだろう?」と思っていたが、今回初めて効果があった(笑)。もし、同様のトラブルが出ている人は一度このモードでチェックして欲しい。
レンズは今月それなりに24mm、35mm、50mm、85mmの4本を、とっかえひっかえ使うと、やはりFXフォーマットの方が絵的に収まりが良い感じがする。何がどうと書くのは難しいのだが、雰囲気的に窮屈なところが無いといったところだろうか。いずれにしても結果的に50mmを一番多く使っている。この手の写真の時は被写体との距離感がちょうどいいのだろう。
3週間、自分で撮ったみかちゃんの写真を眺めていると、やはり今週のストロボのパターンが個人的には一番ハマっている様に思う。あくまでも個人的な趣味なのだが、読者の皆さんは如何だろうか?(つづく)
actress折原みか@AVILLA
photographer西川和久
ニコンD3X
Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D (IF)
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D
Ai AF Nikkor 35mm F2 D
2009/5/22/ 00:00