写真で見る

ソニーサイバーショットDSC-RX100M3(RX100 III)

1インチセンサーを搭載する人気の高級コンパクト最新モデル

 5月30日、1インチセンサーを搭載するソニーの人気シリーズ、サイバーショットRX100シリーズの新モデルが発売された。

 シリーズ3機種目となるサイバーショットDSC-RX100M3(サイバーショットRX100 III)は、従来機を踏襲したポケットサイズのまま、レンズの大口径化やEVFの内蔵を実現。シリーズ最上位モデルとして登場した。

 詳しくは後日掲載する「新製品レビュー:ソニーサイバーショットRX100 III」に譲り、ここでは外観および主だった特徴について紹介したい。スペックはこちらの記事を参照いただければと思う。実勢価格は税込8万8,000円前後。

 外観は初代「サイバーショットDSC-RX100」(RX100)を思わせるもので、2代目の「サイバーショットDSC-RX100M2」(RX100 II)にあったマルチインターフェイスシューは省略されている。そのため、初代同様、ボディ上面はすっきりしたラインになっている。

 その代わり、シリーズ初のEVFを内蔵。これまでEVFの位置にあったストロボは、マルチインターフェイスシューのあった位置に収められている。

 EVFを使う際は、専用レバーによりポップアップさせ、その後、手動で接眼枠を引き出す。

側面のスイッチでEVFがポップアップする。ポップアップは電源ON/OFFに連動する
ポップアップしたEVFは接眼部を引き出して使用する
EVFを使用しているところ
EVFの表示

 液晶モニターにも手が加えられている。今回より上方向180度までの展開が可能で、自分撮りが容易に行なえるようになった。

チルト式液晶モニターを採用
カメラの前面に向けることもできる

 レンズはこれまでの35mm判換算での焦点距離28-100mm相当F1.8-4.9から、同24-70mm相当F1.8-2.8へと変更。広角寄りになったと同時に、望遠側がF2.8と明るくなっている。しかも望遠端での最短撮影距離が55cmから30cmへと短縮されるなど、撮影の自由度が増していることに注目したい。

F1.8-2.8と明るいレンズを搭載
レンズ鏡胴にはコントロールリングを引き続き備える
モードダイヤルも装備
ZEISSロゴも健在

 基本的なボディデザインや素材感は、従来モデルから大きく変わらない。ボタンやダイヤル類の操作感も同じだ。

ポップアップストロボも内蔵する
バッテリーおよび記録メディア室

 弱点だった望遠マクロを克服するなど、3代目となりさらに魅力を増したRX100 III。詳細なレビューは後日掲載する予定だ。

画面写真

・メニュー画面

・撮影画面(一例)

本誌:折本幸治