写真で見る

シグマのDC DNシリーズ3本用オリジナルレンズケース

一切のカスタマイズを受け付けない男気アイテム

シグマがオンラインショップで11月22日に発売する「DC DN シリーズ3本+ケースセット」の内容について、外観写真をお届けする。

写真のオリジナルレンズケース「LS-302S1A」は、以下のレンズ3本をミニマムに持ち歩くための硬派なキットだ。

・SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
・SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
・SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary

これら3本はいずれも、ソニーEマウントAPS-C機か、マイクロフォーサーズ機に対応。56mm F1.4がフォトキナ2018で発表された最新モデルで、11月22日に発売される。

今回取り上げるオリジナルレンズケースは、フォトキナ2018での新製品発表とともに(主にシグマ山木社長のTwitterから)広まった話題のアイテムだ。

かつてシグマはFoveonセンサー搭載のコンパクトカメラ「dp Quattro」シリーズに向けて、搭載レンズの異なる3機種が全てがピッタリ収まるカメラバッグを純正で発売し、「え?皆さん当然3台買って持ち歩くでしょ?」と言わんばかりの姿勢を明らかにした(筆者の妄想です)。

その後、dp Quattroシリーズは4機種目が発売されて辻褄が合わなくなったが、そんなことを細かく言うのは無粋の極み。新機種が出るのはよいことです。

外装素材やジッパーは、従来のシグマレンズに付属しているケースで採用されているものと同じだと思われる。
専用設計だけに、スルリと気持ちよく収まる。
前面
背面
底面
何も飾りのない外装にひとつ、小さなSIGMAロゴのタグだけが備わる。

さて、このレンズケース。「専用ケースといっても、流石に他のモノも入るでしょ?」と思って中からレンズを取りだしてみると、なんと仕切り板はケース自体に縫い付けられており、移動も取り外しもできないという見事なあつらえだ。

仕切り板はビシッと縫い付けられており、動かせない。

一般的なカメラバッグやインナーケースであれば、中の仕切り板はベルクロで留まっていることがほとんどで、機材に応じて移動したり取り外したりできる。このケースはそうした汎用性を完全に排除しており、「このレンズ3本とともに、俺は生きていく」ぐらいの覚悟を求められる仕上がりになっていた(筆者の妄想です)。あっぱれシグマ!

「オシャレは我慢」とよく言うが、これはもはや人生の覚悟を決めるにも等しい。

このケースの入手方法は?

これを入手する方法には、これまでに以下の4通りがある。

・56mm F1.4 DC DN発売記念 Twitterフォロー&リツイート プレゼントキャンペーン(抽選で15名。応募締切済み)
・56mm F1.4 DC DN発売記念レンズケースプレゼントキャンペーン(11月22日発売。先着1,000個)
・オンラインショップ限定「DC DN シリーズ3本+ケースセット」(先着30セット)
・オンラインショップ限定「DC DN シリーズ1本+ケースセット」(各レンズ先着30セット)

本稿掲載時点で参加できるのは、店頭で56mm F1.4 DC DNの先着1,000本を買うか、シグマオンラインショップ限定の3本セット(税込12万円)を買って男気を見せるか、価格的にお得感は薄いもののレンズ1本とケースのセットをシグマオンラインショップで買うかの3通りだ。

ちなみに3本をバラで買うと、メーカー希望小売価格では税別16万2,000円、量販店の実売価格ベースでも税込12万円強となる。つまり3本セットで税込12万円という選択肢は「お買い得だから」という言い訳も十分に成立するので、安心してポチっとやっていただきたい。

本誌:鈴木誠