新製品レビュー
ロックンロールストラップ「Classic アジアンブルー」
生っぽい革素材を楽しむ 洋服ボタンみたいなレリーズボタンも
2019年8月7日 07:00
オリエンタルホビーが扱う「ロックンロール Classic <アジアンブルー>」ストラップを試してみた。先端が丸リング式のレザー製カメラストラップだ。価格は税込1万1,340円。
長さ調節がなく、コバ処理やステッチも施していないシンプルさが特徴的なストラップ。新たに追加された「アジアンブルー」という深みのある青に目が留まった。
試用したのは100cmのタイプ。筆者は首掛け状態を基本とするため、90〜110cmのストラップが好みだ。このまま斜め掛けしてファインダーを覗こうとしたり、首掛けと斜め掛けをスムーズに行き来しようとすると窮屈さを感じるかもしれない。斜め掛けを前提にするなら125cmが無難だろう。
非常にシンプルな造りで、カメラをしまうときはレンズ部分に巻き付けることもできた。アジアンブルーという色は鮮烈というより深みがあり大人っぽく、レザーストラップには珍しい色として注目を集めそうだ。革くずが出なくなった頃には愛着もひとしおだろう。
おまけ:ボタンみたいなレリーズボタン
オリエンタルホビー担当者のイチオシで、同じ「ロックンロール」ブランドのレリーズボタンも試してみた。価格はそれぞれ税込5,940円。
衣服のボタンをモチーフにしているため、プラスチック製で軽い感触なのかと想像していた。しかし実物は真鍮製であった。塗膜を超えて伝わる金属の重量感は、一般的なレリーズボタンと同じか、それよりも少し重厚なぐらいだった。
デザインはM型ライカとのマッチングを意識されており、富士フイルムのカメラで使うには若干足の部分が短そう、といった旨がオリエンタルホビーのWebサイトに記載されている。
せっかくの真鍮製だからと用意されたであろう「ブラス」カラーは、他の2色と異なりノンコーティング。カメラ本体より早くエイジングを楽しめるだろう。