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フットワークを妨げない、ちょうどいいサイズの軽量リュック「PGYTECH OneGo Lite Backpack 12L」
2026年5月21日 07:00
カメラバッグはショルダータイプとリュックタイプの2つに大別されますが、サイズのバリエーションは前者のほうが豊富でしょう。後者は大型のものが多い印象で、カメラやレンズなどをたくさん詰めたときはショルダータイプよりも持ち運びやすいです。日本では小型のものをリュックサック、大型のものをバックパックと呼んだりするそうですが、特に大容量のものは運搬用といった感じで、機材を出し入れする際は下に下ろさなければならないなど機動性はいまひとつです。
ショルダータイプやスリングタイプのバッグは肩に提げたまま中の機材にアクセスできるように作られています。リュックタイプも片側のストラップを肩から外してスリングタイプのように体の正面に回し、サイドアクセスで機材の出し入れが素早く行えるものもあります。機動力優先ならショルダータイプやスリングタイプを選ぶところですが、近年は小容量で取り回しが良いリュックタイプの製品も増えています。今回取り上げるPGYTECHの「OneGo Lite Backpack」も、発売当初は16Lと22Lのラインアップでしたが、新たに12Lが追加されて3サイズ展開になりました。
「大は小を兼ねる」と、どのサイズにするか悩んだときは大きいほうを選びがちですが、撮影や移動のときのフットワークに影響しないことが大切です。そのためカメラバッグは機材量などに応じてサイズを使い分けたいところです。日帰りはもちろん、1〜2泊程度なら着替えなど荷物を1つにまとめたい感じでしょう。でも季節によって服装が違うため、1泊といっても夏と冬では用意する着替えの量に差があります。いや、夏は汗をかくので、着替える回数が多かったり、タオルなど持ち物も増えるので大差はないのかもしれません。
「OneGo Lite Backpack 12L」は16Lや22Lよりコンパクトで、16Lの0.99kg、22Lの1.08kgに対し、0.77kgと軽量です。もちろんそのぶん収納力は低下しますが、必要最低限の装備で軽快に撮り歩きたいときなどに有利。重量が両肩に分散されるため、歩きやすく、動きやすく、疲れにくいです。小ぶりなこともあり可愛らしい感じに見えますが、長時間背負い続けても負担は少ないです。男性はマットブラック一択になりそうですが、個人的には今回のこのクリームが好みです。でも汚れが目立ちそう。
16Lと22Lはクライムシェルオープンで、下部のコンパートメントが大きく開いて中身が見やすく、機材の出し入れもスムーズに行えますが、12Lは両サイドからのアクセスのみです。着脱可能なインナーケースが下部に装着されていて、標準ズーム付きのミラーレスカメラが余裕で収納できました。インナーケースの内側の仕切り板を外せば望遠ズームを装着したカメラも収納可能です。蓋の外側には三脚、ペットボトル、折りたたみ傘などが収納できるサイドポケットがあります。
サイドポケットは片側だけ。0.6Lのボトルを入れてみたところ、ピッタリ収まりました。いつも晴雨兼用の折りたたみ傘を持ち歩いているので、反対側にもサイドポケットがあるとうれしいです。インナーケースを取り外した状態であれば、折りたたみ傘はコンパートメントに収納する感じになります。内側が吸水素材になっている傘ケースを愛用しているので、傘が濡れていても問題なしです。
反対側の収納部には、もう1本レンズを入れられるほどスペースに余裕があります。レンズではなく、コンパクトデジタルカメラやVlogカメラも収納可能です。こちらは蓋の内側にファスナー付きポケットがあります。撮影アクセサリーのほか、海外旅行のときはパスポートを隠し入れるのも良いでしょう。こちら側にはAirTagなど紛失防止のスマートタグ用のポケットもあります。
上部のコンパートメントに衣類などを収納できます。夏は薄着なので、1泊分の着替えくらいなら問題なしでしょう。日本のホテルは洗面用具や寝間着などを持参しなくても問題ないので非常に助かります。内側にはファスナー付きポケットがあり、財布や名刺入れ、眼鏡などを収納するのに便利です。このポケットはノートPCスリーブからもアクセスできます。
下部のインナーケースを取り外せば、デイリーユースなど幅広く活用できます。着替えなどをたくさん入れられるようになり、夏の2泊、冬の1泊旅行にも対応できるでしょう。カメラやレンズはラッピングクロスなどを利用して一緒に収納します。私は街歩きなどで、自分の撮影モードがオンのときはカメラを首から提げて、オフのときはカメラをバッグに収納します。移動中にカメラを出し入れしたり、レンズを交換しないので、インナーケースを取り外した状態のほうが使いやすそうです。
14インチのMacBook Proが余裕で入るノートPCスリーブ。A4サイズのファイルや雑誌なども収納できます。ベルクロ付きのポケットがありますが、実は上部のコンパートメントのファスナー付きポケットと繋がっていて、こちらからもアクセスが可能。耐久性に優れたウーブンハンドルはしっかり握れて使いやすいです。
撥水加工が施された生地が表面に使われているので、雨で少し濡れても安心です。しっかりした作りでふにゃふにゃしておらず、曲線を生かしたフォルムを維持できて見た目もきれいです。底面は自立時の安定性と耐衝撃性が高められているので、地面にも躊躇なく置くことができます。機材が少ないときはショルダーバッグやスリングバッグで出かけることがほとんどですが、このコンパクトさはそれらと同じくらい気軽に使えて、従来のバックパックより出番が多くなるでしょう。12Lと22Lを色違いで所有し、機材量や用途などに応じて使い分けるのも良さそうです。








