デジカメドレスアップ主義:E-P1ホワイトでサマースペシャル

オリンパス・ペンE-P1 + Gプラナー T* 45mm F2
Reported by澤村徹

  • ボディ:オリンパス・ペンE-P1(ホワイト)
  • レンズ:カールツァイス Gプラナー T* 45mm F2
  • マウントアダプター:カメラの極楽堂 KIPONロータリータイプアダプター
  • ファインダー:ライツ SEROO
  • カメラケース:Aki-Asahi E-P1/E-P2用革ケース(ライトキャメル)
  • ストラップ:モノグラム 一眼レフ用カメラストラップ(キャメル)

※この記事を読んで行なった行為によって生じた損害はデジカメWatch編集部、澤村徹および、メーカー、購入店もその責を負いません。また、デジカメWatch編集部および澤村徹は、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

 夏、ホワイトボディが映える季節だ。カメラは往々にして重厚長大になりがちだが、デジタルにシフトしてからカジュアル路線が定着してきた。特に2008年以降、各社からホワイトボディの機種が相次いで登場したのは記憶に新しい。今回はオリンパス・ペンE-P1ホワイトをベースに、夏らしい明るめのコーディネイトを考えてみよう。

 まず、ストラップとケースを明るいキャメルでそろえる。白いTシャツと合わせても、この色合いなら重い印象にはならないはずだ。ストラップはモノグラムのキャメルを選び、カメラケースはAki-Asahiのライトキャメルを選んだ。異なるブランドのアイテムだが、色合いが似ているので違和感はない。レザーの質感も比較的近いといえるだろう。メーカーちがいのカラーコーディネイトは、ドレスアップの幅を広げるはずだ。

 レンズはシルバー鏡胴が直球的なセレクトだ。ただし、シルバー鏡胴はカメラ特有の硬派な印象が強まるので、ここではシャンパンゴールドのコンタックスGレンズを選んでみた。シルバー鏡胴よりもやさしい見え方になり、キャメルのカメラケースやストラップとも相性がよい。コンタックスGレンズはコーディネイトが難しい色合いだが、シャンパンゴールド、キャメル、ホワイトの配色なら、バランスよくまとまってくれる。春夏のデジカメドレスアップとして、なじみやすいスタイルといえるだろう。

E-P1ホワイトを、シャンパンゴールドとキャメルで着飾る。夏らしい明るいスタイルの完成だライツSEROOは90mm画角のファインダーだ。Gプラナー45mm F2装着時の画角とマッチする。中古価格は約2万円
SEROOは折り畳むことが可能。E-P1のホットシューはやや緩いので、ファインダーの台座底面にパーマセルを貼っておこう明るいキャメルレザーはホワイトボディと相性がよい。垢抜けた印象のスタイリングだ

 コンタックスGアダプターは、カメラの極楽堂で扱いのあるKIPON製を使っている。以前、Gビオゴン28mm対応アダプターを紹介したが、それとは別の製品だ。このコンタックスGアダプターは操作性重視の設計で、ロータリー(フォーカスリング)がとても滑らかに動く。まるでレンズのヘリコイドを操作するような感覚だ。また、取り付け操作も改善され、アダプターにレンズを載せ、レンズ中段をまわすだけでカチッとはまる。これまで計4種のコンタックスGアダプターを試してきたが、その中でもっとも使いやすいアダプターだ。

KIPON製ロータリータイプアダプターはカメラの極楽堂で販売している。プラナー35mm F2、プラナー45mm F2、ゾナー90mm F2に対応。実勢価格は1万6,800円アダプターの内側に逆回り防止ピンがあり、これが操作性向上に一役買っているという
Aki-Asahiの革ケースは、革とステッチのカラーバリエーションが選択可能。実勢価格は1万800円モノグラムのストラップは染料染めオイルレザーを使用。取り付け部がワックスコードになっているがユニークだ。実勢価格6,300円

 Gプラナー T* 45mm F2は、京セラのAFレンジファインダーカメラ「コンタックスG」シリーズ用の標準レンズだ。中古価格は2万円台で安定し、ツァイスレンズを安価に楽しめる。発色、コントラスト、シャープネス、どれも安定した描写で安心感のあるレンズだ。オールドレンズは一芸に秀でるタイプが少なくないが、このレンズはオールラウンドで常用しやすい。なお、作例はRAWで撮影し、Lightroomでストレート現像している。

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしのRAW現像画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
E-P1 / Gプラナー T* 45mm F2 / 4,032×3,024 / 1/2500秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO200 / WB:オート / 45mmE-P1 / Gプラナー T* 45mm F2 / 4,032×3,024 / 1/160秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 45mm
E-P1 / Gプラナー T* 45mm F2 / 4,032×3,024 / 1/800秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 45mmE-P1 / Gプラナー T* 45mm F2 / 4,032×3,024 / 1/640秒 / F2 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 45mm
E-P1 / Gプラナー T* 45mm F2 / 4,032×3,024 / 1/2,500秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 45mmE-P1 / Gプラナー T* 45mm F2 / 4,032×3,024 / 1/2,500秒 / F2 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 45mm


(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp

2010/6/16 00:00