デジカメドレスアップ主義
カラーセレクトの自由を謳歌しよう
PEN Lite E-PL7 + Prominar 25mm F1.8
Reported by澤村徹(2015/4/22 07:00)
- ボディ:オリンパスPEN Lite E-PL7(ブラック)
- レンズ:コーワ プロミナー 25mm F1.8(グリーン)
- カメラケース:ロベル OLYMPUS E-PL7ホルダー(ブラウン)
- ストラップ:ONA THE PRESIDIO(フィールドタン)
ボディは黒か銀、ケースは黒か茶。昔のカメラのカラーバリエーションは、せいぜいその程度だった。そうした時代を知っている人にとって、現在の多様なカラーバリエーションは、豊潤な時代の象徴といったところだろうか。今回はカメラアクセサリーだけでなく、カメラボディやレンズも含め、カラーバリエーションの豊富な製品を集結。多彩な選択肢から好みのカラーでドレスアップしてみた。
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まず、ボディはオリンパスPEN Lite E-PL7だ。本機はシルバー、ホワイト、ブラックの3色展開で、ここではブラックを選択した。レンズはコーワのプロミナー25mm F1.8だ。交換レンズとしては珍しく、本製品はブラック、シルバー、グリーンの3色がそろっている。本レンズはマイクロフォーサーズマウントだからE-PL7に直接装着可能。マウントアダプターを介さない分、カラーコーディネイトという観点からはボディとの親和性が問われることになるだろう。無難にいくならブラックだが、ここではあえてグリーンを選んでみた。
カメラケースはロベル製で、ブラウン、ボルドー、ネイビー、ブラックの4色展開だ。カメラボディがブラックの場合、ケースはどのカラーも問題なく似合う。ただし、今回はレンズにグリーンを選んでいるため、暖色で合わせておくのがセオリーだろう。ここではブラウンを選び、アースカラー、もしくは迷彩の配色を意識したカラーバランスにしてみた。
仕上げはストラップだ。今回はONA製のストラップを選んでみた。ONAはニューヨークでデザインしているカメラアクセサリーブランドで、日本国内ではカメラバッグブランドとして定着しつつある。本国のオフィシャルサイトではカメラストラップもラインアップされており、それらがCP+2015の同社ブースにて展示されていた。その際の製品がようやく販売開始となったわけだ。同ブランドのカメラバッグと同様、ビンテージを意識したデザイン性、レザーのセレクトのうまさを感じさせる。
ここで取り上げたTHE PRESIDIOは、ファブリック3色、レザー2色の計5色展開だ。カメラケースのカラーを意識し、フィールドタンでアースカラー風にまとめてみた。各アイテムから任意をカラーを選び、方向性のあるスタイルを作る。贅沢なドレスアップの楽しみ方だ。
最後にプロミナー25mm F1.8の描写に触れておこう。以前、「コーワグリーンの着こなし術」にて超広角のプロミナー8.5mm F2.8を取り上げたことがある。プロミナー25mm F1.8は同シリーズの標準域を担うレンズだ。
プロミナーシリーズに共通しているのは、解像力がきわめて高いことだ。ディテールを驚くほど緻密に、そして繊細に写し取る。また、絞りによる描写変化が少なく、シャープネスやコントラストがどの絞り値でも安定している。絞りが純粋に被写界深度調整を担っており、いわゆる「仕事で使いやすい」レンズだ。本レンズもこうした個性を受け継ぎ、理知的な描写で独自の世界を切り開いている。マイクロフォーサーズ用の高描写レンズとして、いずれ大きな存在になっていくだろう。