デジカメドレスアップ主義

コーワグリーンの着こなし術

OM-D E-M10 + Prominar 8.5mm F2.8

  • ボディ:オリンパス OM-D E-M10リミテッドエディション(グリーン)
  • レンズ:コーワ プロミナー 8.5mm F2.8
  • ケース&ストラップ:ロベル OM-D E-M10 ホルダー&ストラップ(ボルドー)

 コーワからマイクロフォーサーズ向けのプロミナーシリーズが登場した。コーワと言えば近年はフィールドスコープやデジスコが有名だが、その昔はカメラやレンズも製造していた。交換レンズブランドとしてのプロミナーの復活を、懐かしく感じる人もいるだろう。今回は2014年9月に発売になったプロミナー8.5mm F2.8を軸にドレスアップを考えてみた。

 プロミナーシリーズはサードパーティー製交換レンズとしてはめずらしく、ブラック、シルバー、グリーンのカラーバリエーションが用意されている。このうちグリーンはコーワグリーンと呼ばれ、同社の望遠鏡などにも採用されているフラッグシップカラーだ。クラカメ好きの人なら、サファリモデルやミリタリーモデルを想起するだろう。グリーンの鏡胴はボディとのカラーバランスが難しいが、幸いOLYMPUS OM-D E-M10のリミテッドエディションにグリーンモデルがある。今回はこれとグリーンのプロミナーを組み合わせてみた。

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 このままでも見栄えの良い外観だが、ここではもうひとひねりして、ロベルのE-M10ホルダー&ストラップを装着した。本製品はブラウン、ボルドー、ネイビー、ブラック、キャメルの5色展開で、今回はボルドーを選択した。

ロベルのOM-D E-M10ホルダーはストラップとセットで1万5,120円だ
写真のボルドーの他、ブラウン、ネイビー、ブラック、キャメルの全5色展開だ

 ミリタリー調にボルドーが加わることで、垢抜けた雰囲気になる。こうした一色加えるテクニックは、ファッション誌が良いお手本になるだろう。

背面はオープンタイプになっており、液晶のチルトを妨げない設計だ
側面のボタンを外すと、カメラボディの底面にイージーアクセスできる
底面には三脚穴が空いている。ただし、革の厚みがあるため、三脚ネジの長さに注意が必要だ
ケースと同じタンニン鞣しオイルレザーを使ったショルダーストラップが付属する

 さて、プロミナー8.5mm F2.8の描写について見ていこう。本レンズはマイクロフォーサーズ用の超広角レンズで、35mm判換算17mm相当となる。プロミナーがユニークなのは、高性能工業用レンズXC2シリーズをベースにしている点だ。イメージサークル全域にわたって解像感にすぐれ、さらに絞りによる描写変化が少ない。要は開放から隅々までシャープに撮れる。しかもハイライトからシャドウまで破綻なく取り込んでくれるため、画像データとして理想的な状態でキャプチャーできるのだ。

E-M10リミテッドエディションのグリーンにプロミナーを装着。統一感のある姿だ
コーワグリーンの他、シルバー、ブラックをラインアップ。価格は12万5,280円
絞りリングはクリックありなしの切り替えが可能。クリックなしはT値表示となる
新プロミナーシリーズはマイクロフォーサーズマウントを採用している

 また、民生用の交換レンズとして製品化するにあたり、レンズの品質基準をさらに高めている。9枚羽根の円形絞りを採用し、ボケ味に留意している点も注目に値するだろう。絞りリングはアイリス切替機構を備え、無音(無段階調整)とクリックのスイッチングが可能だ。無音設定では絞り値がT値表示になり、ムービー用途のニーズに応える。工業用レンズという個性的な出生だが、実用性重視の使い勝手のよいMFレンズだ。

OM-D E-M10 / Prominar 8.5mm F2.8 / 1/500秒 / F2.8 / -1.3EV / ISO200 / WB:オート
OM-D E-M10 / Prominar 8.5mm F2.8 / 1/4,000秒 / F2.8 / ±0EV / ISO200 / WB:オート
OM-D E-M10 / Prominar 8.5mm F2.8 / 1/100秒 / F8 / -0.7EV / ISO500 / WB:オート
OM-D E-M10 / Prominar 8.5mm F2.8 / 1/1,250秒 / F4 / -1.3EV / ISO200 / WB:オート
OM-D E-M10 / Prominar 8.5mm F2.8 / 1/2,000秒 / F4 / ±0EV / ISO200 / WB:オート
OM-D E-M10 / Prominar 8.5mm F2.8 / 1/800秒 / F8 / ±0EV / ISO200 / WB:オート

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp