コスプレ×ポートレート
広ダイナミックレンジと美肌機能でレタッチ作業が軽減…「FUJIFILM GFX100S II」/くろはさん(後半)
2024年7月20日 12:00
アニメやゲームの世界に限らず、個々の世界観を表現するコスプレ。昨今では毎週全国どこかで何かしらのイベントが開かれてるほど人気だ。本連載ではコスプレ撮影に注目する。コスプレとポートレート撮影の素敵な関係を掲載していきたい。(編集部)
<モデルプロフィール>
- くろは/kuroha
- 誕生日:8月30日 乙女座
- 趣味:コスプレ、メイク、漫画、アニメ、ゲーム、散歩、サウナ
- X :@kuroha142
- Instagram:ku_ro8
- TikTok:@kuroha142
今回も前編に引き続き、富士フイルムのGFX100S IIを紹介する。
既存の機能ではあるが富士フイルムが発売するミラーレスカメラでは、ダイナミックレンジの選択が可能だ。
中でもラージフォーマットのダイナミックレンジは素晴らしく、ISO感度が制約されるケースがあるが、すでにレタッチをしたかのようにハイライトからシャドウまで階調をしっかり表現していた。
例えば最もダイナミックレンジが広い「DR400」を使用した場合、ISO 800が下限となる。日差しが強い日などでF値を開放で使用する場合には、NDフィルターなどを活用するとよいだろう。
露出差が難しい現場であっても、場合によって照明を使うことのできないケースである。そういった場合でも対応力が全般に上がるのではないか? と楽しく撮影をしてしまった。
特にこれから梅雨明けの季節は、太陽の位置が難しくコントラストの激しい場面が多そうだが、ポートレートでの撮影で相当活躍してくれる機能ではないだろうか?
GFX100S IIにはスムーススキンエフェクトが搭載されている。美肌効果のような機能で、なし、弱、強の3種類から選択できる。
今回の撮影のほとんどが強に設定して行っている。変に肌の質感を滑らかにぼかすという感じはなく、被写体の肌のキメを残しながら精細に表現ができており、程よくシャープネスを残しつつ美しい階調を表現していた。
くろはさんにも補正前後を見てもらったところ、とても綺麗に修正されていると喜んで貰えた。
コスプレに限らず、ポートレート撮影において肌の質感などはとても大切。いずれの機能も自然に補正をしてくれるので、ダイナミックレンジと併せて使用することで、レタッチ作業の軽減にも繋がることだろう。