コスプレ×ポートレート
ラージフォーマットカメラの階調の豊かさを実感「FUJIFILM GFX100S II」/くろはさん(前編)
2024年7月13日 12:00
アニメやゲームの世界に限らず、個々の世界観を表現するコスプレ。昨今では毎週全国どこかで何かしらのイベントが開かれてるほど人気だ。本連載ではコスプレ撮影に注目する。コスプレとポートレート撮影の素敵な関係を掲載していきたい。(編集部)
今回のモデルは、コスプレイヤーのくろはさん(@kuroha142)。スマートフォンゲーム「ブルーアーカイブ」「Fate/Grand Order」などの公式コスプレイヤーを務めるコスプレイヤーさんだ。普段は撮影会のモデルなどしており「ゆぴてる撮影会」などに参加している。ケモ耳が好きとのことで今回も、ケモ耳が似合う衣装をチョイスしてくれた。
最近では自分でもカメラを持ち、コスプレイヤーの友人などと撮り合うことが多いのだとか。愛用のカメラはソニーのα7 IVで、レンズはタムロンの28-75mm F/2.8 Di III VXD G2を使用しているという。
<モデルプロフィール>
- くろは/kuroha
- 誕生日:8月30日 乙女座
- 趣味:コスプレ、メイク、漫画、アニメ、ゲーム、散歩、サウナ
- X :@kuroha142
- Instagram:ku_ro8
- TikTok:@kuroha142
さて、今回紹介するのは富士フイルムのGFX100S II。ラージフォーマットのイメージセンサーを搭載するミラーレスカメラだ。
ラージフォーマットのイメージセンサーを利用するメリットは、センサーサイズが大きいことによる圧倒的高画素による描写と細部まで写し取る精細さ。さらにハイライトからシャドウまでの階調の豊かさが生むトーンの滑らかさに集約される。
今回もかなりコントラストの高い場面や、空や白い背景が飛んでしまいそうな難しい露出でも、ラージフォーマットカメラならではの粘り方を見せながら日頃苦戦するような描写も軽々と実現させてしまった。
ポートレートでは背景を大きくぼかして被写体が浮き出るような立体感がより顕著に表現される。気になる本体の重さも気になることはなく、普段から使用している35mmフルサイズセンサーを搭載するミラーレスカメラと変わらぬフィーリングで撮影に望めた感じである。
従来モデル「GFX100」と比較して、圧倒的に早くなったAFに感心した。ストロボを使用してもタイミング良くシャッターを切ることができ、1億200万画素のセンサーを積むラージフォーマットカメラを使っていることを忘れてしまうほどだった。
唯一、撮影中にラージフォーマットカメラであることを実感するのは画像再生のタイミング。再生ボタンを押して画像表示まで約1〜2秒ほどのタイムラグが発生する。そのあたりが改善されることで、ストレスフリーの撮影が実現されそうだ。