私はこれを買いました!
自分の感覚を鍛え直してくれるレンズ
PENTAX HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW(佐々木啓太)
2018年12月27日 18:00
フィルム時代のような光の再現性
今年購入した中で一番印象に残ったのが、この50mm単焦点レンズ。すでに数本の50mm単焦点レンズを所有しているのにレビューで使って一目惚れ、そのまま注文という最もいけない流れにハマりました(笑)。
惚れた理由はニュートラルなこと。デジタル世代のレンズはレンズ自体の個性が強い場合がありますが、このレンズはあくまでもニュートラルで、フィルム時代のように光の強弱がそのまま再現されるところが気に入りました。
この特徴のためにモノクロでは楽ができず、今回使った作品のように曇天で光の弱い状態では、その弱さがそのまま再現されます。改めて、撮影時の光と露出の見極めの大切さを教えてくれるように感じました。
と、言ってもメーカーが新世代の高性能スターレンズというだけあって、描写性能や解像力の高さは素晴らしいの一言です。その力を活かせば、曇天の柔らかな光の微妙な違いを再現できます。
光に対する感覚を鍛え直してくれる。そんなことを感じたのでその値段は全く気になりませんでした(笑)。このレンズの力を発揮させるために、ボディーはK-1 Mark IIの方がベターだと思います。
最新は最良。デジタルの進化を追うことだけが全てではないと思いますが、そこに新しい可能性が広がっているとも感じています。
そうそう、値段以上にレンズの重さを気にする方がいますが、レンズの重さは正義です。この写りを得るためには必要な要素だと思います。価格や重量では語れない魅力を感じてください。
プロフィール & 近況報告
今年はKeita’s Bookというミニ写真集のようプライベートブックを毎月作って、久しぶりに写真展も開催。機材だけでなく作品作りも充実した1年でした。Bookの注文はfacebook pageで承ります。