フォトアプリガイド

孤独のカメラ(iOS)

どんな写真も「孤独のグルメ」の一コマに

中年男性(主人公:井之頭五郎)が仕事の合間に“飯を食う”。そんな食事の様を描いたグルメ漫画が今熱い。

扶桑社「週刊SPA!」にて不定期連載中の漫画「孤独のグルメ」がそれだが、一般的な漫画と比べ、登場キャラクター同士の会話は極端に少なく、主人公の食事シーンとその食事に対する心情・心理描写(独り言)がメイン。

グルメ漫画にありがちな料理に対する蘊蓄よりも「うん うまい肉だ」「いかにも肉って肉だ」といった感想が多く、また餃子を食べた際「うん こういうタイプか」とコメントするも、それがどういうタイプなのかは明言しない。そして、主人公は高級店よりも大衆食堂的な店を好む。そのリアル感が生々しい。

そんな「孤独のグルメ」がカメラアプリになった。その名も「孤独のカメラ」。無料で公開されている。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

アプリを起動すると、漫画のコマ割りが表示される。これが本アプリの“キモ”部分。実際に漫画で使われた一コマを写真のフレームとして利用できるのが本アプリの特徴だ。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

表示されたコマ割りから利用したいフレームをタップして選び、カメラモードへと切り替える。その際、「撮影モード」と「編集モード」が選べるが、フレームを利用して撮影する場合は「撮影モード」、すでに撮影した画像に対してフレームをはめ込む場合は「編集モード」を選ぶ。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

「撮影モード」を選ぶと、選択したコマ割りが透過状態で画面に現われるので、フレーム内容を考慮しつつ撮影を行なう。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

ちなみに、「撮影モード」と「編集モード」の両方で拡大・縮小(画面のピンチイン/アウト操作)に対応する。料理の場合、屋内撮影がメインとなるだろが、その際に気をつけたいのが「フラッシュ」機能のオン/オフだ。低照度環境だと、どうしてもフラッシュに頼りたくなるが、お店や周りのお客さんに迷惑をかけないように注意したい。

撮影が終わるとプレビュー画面に切り替わり、透過状態だったフレーム内容が確定状態(非透過)となる。問題がなければ「使用」を、再度撮影したい場合は「再撮影」をタップする。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

こうして撮影したデータは、iPhoneの内蔵メモリである「カメラロール」に保存できるほか、TwitterやFacebook、LINEでの共有も可能だ。

コマ割りに合わせた写真を撮って、オリジナルの「孤独のグルメ」を作成するのも楽しいし、またSNSで公開し共有しあえるのもよい。

なお、食事シーンだけでなく店を物色中のコマもあるので、店舗の看板などを撮るとよりストーリーが作りやすい。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

あえて欲をいえば、白紙コマで“吹き出し”編集に対応するといった機能やそもそものコマを増やして欲しいのだが、現状でも十分「孤独のグルメ」の世界を楽しめるだろう。

ちなみに「孤独のグルメ」は現在深夜ドラマとして放送中だ。深夜帯の放送ながら(深夜帯だからこそ?)人気の連続ドラマでありすでに3作目。俳優の松重豊さん扮する井之頭五郎が食べに行ったお店に行く視聴者が多いのだとか。ぜひ、マナーを守って楽しく食事・撮影してほしい。

©久住昌之 ・谷口ジロー/扶桑社

飯塚直