写真展

石川竜一写真展「考えたときには、もう目の前にはない」

(横浜市民ギャラリーあざみ野)

平成27年度のあざみ野フォト・アニュアル企画展として、写真家石川竜一の個展を開催します。1984年 宜野湾(沖縄)生まれの石川は、まだ作家としてはキャリアの浅い中、2014年最初の写真集を2冊同時に出版し、第40回木村伊兵衛写真賞、2015年日本写真協会賞新人賞を続けて受賞するという衝撃的なデビューを飾りました。これまでも多くの写真家によって取り上げられてきた人物像と風景が中心ですが、自身の生活の場でもある沖縄で撮影されたこれらの作品は、それぞれの対象と真正面から対峙し、今そこに在ることの強烈なイメージが見るものに迫ります。視ることの意味を改めて問いかける石川の作品は、現代の写真の表現に新たな方向性を示しています。

展覧会は、最初期のフォトグラムや木村伊兵衛賞の対象となった沖縄での作品に加え、極限に近い環境での山行で撮影された最新作によって構成され、その活動の全貌を展覧します。

あざみ野フォト・アニュアル考えたときには、もう目の前にはない 石川竜一 展 ≪ 横浜市民ギャラリーあざみ野

会場・スケジュールなど

  • ・会場:横浜市民ギャラリーあざみ野
  • ・住所:横浜市青葉区あざみ野南1-17-3アートフォーラムあざみ野内
  • ・会期:2016年1月30日土曜日~2016年2月21日日曜日
  • ・時間:10時~18時
  • ・休館:会期中無休

アーティストトーク

  • ・日時:2016年1月30日土曜日14時30分~15時30分(14時受付開始)
  • ・会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
  • ・定員:50名程度
  • ・参加:無料

作者プロフィール

1984年沖縄県生まれ。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。主な個展に2014年「RYUICHI ISHIKAWA」gallery ラファイエット(沖縄)、「zkop」ATSUKOBAROUH(東京)、「okinawan portraits」Place M(東京)、「絶景のポリフォニー」銀座ニコンサロン(2015年大阪ニコンサロン)、2015年「okinawan portraits」The Third Gallery Aya(大阪)、「A Grand Polyphony」Galerie Nord(パリ)、グループ展に2012年「沖縄本土復帰40周年写真展OKINAWA 0 POINT」(沖縄)、2014年「森山大道ポートフォリオレビュー展」(沖縄)、「show case #3」eN arts(京都)、2015年「野生派宣言!」ongoing(東京)など。写真集に2014年『RYUICHI ISHIKAWA』(私家版)、『okinawan portraits 2010-2012』、『絶景のポリフォニー』、2015年『adrenamix』がある。2012年「okinawan portraits」で第35回写真新世紀佳作受賞。第40回木村伊兵衛写真賞、2015年日本写真協会賞新人賞受賞。

(本誌:河野知佳)