写真展告知

広田尚敬写真展「鉄道写真」

東京・品川のキヤノンギャラリー Sで、広田尚敬写真展「鉄道写真」が5月14日(木)より開催する。

広田氏は、車両形式を正確に写すといった記録的な要素が重視されてきた鉄道写真の世界に、風景や人間の営みなどの新しい視点を取り込み、表現としての鉄道写真を確立させた第1人者だ。その大胆かつ洗練された構図が、多くの後進に影響を与え続けている。

今回の展示では広田氏が過去に撮影・発表してきた作品に加え、本展のために新たに撮り下ろした作品を展示する。新作は従来の作風とは異なる印象を与え、広田氏の新たな視点を感じられる内容となっている。

また会期中の5月30日(土)には、元小学館編集者の江上英樹氏、写真集『鉄道写真』(小学館)のアートディレクターを務めた三村漢氏とのトークイベントも開催される。

江上氏はヒットメーカーとして知られる漫画編集者だが、一方で自らが立ち上げた会社で『スイッチバック大全』(誠文堂新光社)を出版するなど、スイッチバック路線の愛好者としても知られる。

写真家、編集者、アートディレクターと活躍の場が異なる3名によるトークイベントに注目したい。

会場

キヤノンギャラリー S
東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階

開催期間

2026年5月14日(木)~6月22日(月)

開館時間

10時00分~17時30分

休館

日曜日・祝日

入場料

無料

作者メッセージ

私は昨年90歳の誕生日を迎えました。著書は250冊を超え、子供たちに向けた本もたくさんあります。「その本を見て育った」「レールファンになった」。そうお声を掛けられるたびに、よかった、と心の中で叫んでいます。20年前に次男泉とキヤノンギャラリー S で写真展を開いたこと懐かしく感じます。今回は私一人ですが、多くの方々の励ましや協力により、寂しさがまぎれました。 本展では過去発表した作品と、新しく撮りおろした作品を展示します。後者の写真は少しアート寄りで、レールファンの皆様にはなじみが薄いかもしれません。これから私が目指す一つの方向です。じっくり鑑賞、力強い応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

作者プロフィール

広田 尚敬(ひろた なおたか)
1935年東京都生まれ。幼少時より鉄道に興味を持ち、中学3年生から鉄道写真を撮影。中央大学経済学部卒業後、会社員を経て、フリーランスの写真家となる。1968年に開催した初の個展「蒸気機関車たち」が大きな反響を呼び、以降、鉄道写真界の第一人者として活躍する。日本鉄道写真作家協会を設立し、初代会長に就任するなど、日本の鉄道写真界を牽引。ニックネームは「鉄道写真の神様」。2023年、第39回写真の町東川賞「飛彈野数右衛門賞」受賞。これまで発表した著書は250冊以上。2025年11月には、集大成にして決定版となる写真集『鉄道写真 広田尚敬』(小学館)を出版した。

トークイベント

  • 日時:2026年5月30日(土)14時00分~15時30分
  • 会場:キヤノンギャラリー S
  • 登壇者:広田尚敬(鉄道写真家)、江上英樹(元小学館編集者、「部活」代表)、三村漢(アートディレクター)
  • 申込:Webサイトにて受付
  • 定員:300名(先着申込順、参加無料)