写真展告知

鈴木一雄写真展:聲(こえ)をきく

(富士フイルムフォトサロン東京/大阪)7月8日~/8月5日~

秋のブナ原生林(山形県小国町) (c)鈴木一雄

フジフイルム スクエアは、日本を代表する自然写真家・鈴木一雄(すずきかずお)の作品展を開催します。
本展は、デビューからこれまでの代表作を中心に、一人の写真家がその人生の各ステージにおいて、自然風景に何を感じ、どのように受け止めたのかに焦点を当て構成された写真展です。

1953年福島県に生まれ、中学卒業後、鉱山技師として働き、民間企業を経て大学進学、そして地方公務員になった異色の経歴を持つ鈴木は、1985年頃から風景写真撮影に傾注し、42歳にして本格的に写真家としてのスタートを切ります。

自然写真家・鈴木一雄の誕生のきっかけとなり、当地を一躍有名にした初期の代表作「裏磐梯」。それまであまり知られていなかった冬の湿原の表情を鮮烈に捉えた「尾瀬」。そして、四半世紀にわたり鈴木を魅了し、精力的に追い求める全国の多彩な「桜」。さらには、撮影範囲を日本列島全域に広げた近作の「列島シリーズ」まで、幅広く奥深い鈴木の作品世界を紹介します。

心を静め、被写体の「聲をきく」ことを大切に撮影を続けてきた鈴木の、代表作に新作を含めた大型サイズの銀写真プリント80点を総覧する中で、自然界と向き合う写真家自身の「自分史」も浮かび上がってきます。

写真展情報

湖畔の鳥居(福島県桧原湖)(c)鈴木一雄
厳冬の尾瀬(群馬県尾瀬ヶ原)(c)鈴木一雄
オオヤマザクラ(山形県小国町)(c)鈴木一雄
川面のサガリバナ(沖縄県西表島)(c)鈴木一雄

FUJIFILM SQUARE 富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・2、ミニギャラリー

開催期間

2022年7月8日(金)~7月28日(木)

開催時間

10時00分~19時00分(最終日は14時00分まで/入館は終了10分前まで)

所在地

東京都港区赤坂9-7-3

休館日

会期中無休

富士フイルムフォトサロン 大阪 スペース1・スペース2・ホワイエ

開催期間

8月5日(金)~8月17日(水)

開催時間

10時00分~19時00分(最終日は14時00分まで/入館は終了10分前まで)

所在地

大阪府大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア 1階

休館日

会期中無休

作者プロフィール

福島県塙町(はなわまち)生まれ。自然界が発しているさまざまな聲を五感で受け止め、その物語を描くことに精力を傾ける。公益社団法人日本写真家協会会員、公益社団法人日本写真協会会員、一般社団法人日本自然科学写真協会会員。フォト寺子屋「一の会」主宰。日本写真家連盟常任講師。写真集に『サクラニイキル』『花乃聲』『季乃聲』『櫻乃聲』『おぐにの聲』『裏磐梯の聲』『尾瀬の聲』『尾瀬しじまの旋律』ほか。著書に『デジタル露出の極意』『風景写真の極意』など多数。“写真による自分史綴り”を提唱。