富士フイルム、参加型写真展「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展2021」が本日よりスタート。今年はオンライン開催も

富士フイルムは10月8日、参加型写真展「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展2021」の会場展示をスタートした。同時付ではじまった東京会場を皮切りに、12月12日にかけて全国10会場で順次開催する。入場料は無料。

開催の概要

「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展」は、応募者全員の作品を会場展示する参加型の写真展。「想いをつなぐ」をテーマとしているように、“その写真に込められた出展者の想い”を伝えていくことを核にした展示となっている。

今回開催分では、テーマやジャンルを問わない「お気に入りの1枚」部門に加え、「元気のもと」部門を設置。“見ているだけで心が元気になる”作品が多く集まったという。また「インスタグラム」部門も設けられており、スマートフォンで撮影した写真のプリント展示もある。

「お気に入りの1枚」部門

「元気のもと」部門

本年の応募作品数は合計3万1,581点を記録。0歳から101歳まで幅広い年齢層から作品が寄せられたという。内容は家族や友人と過ごす日常の瞬間を切り取った作品が例年以上に多く集まったとしており、新型コロナウィルス感染拡大防止に向けた各種自粛が求められる世情を受けてか、「以前のような生活に戻りたい」といったメッセージが多く添えられていたという。

開催にあたり、本年も共感した作品の出展者へメッセージを届ける「絆ポスト」を設置。写真を通じた出展者と来場者のコミュニケーションをつなぐ。

また写真とメッセージをプリントした「ましかくプリント」をフォトスタンドとともに任意の相手に送付できるサービス「今だから届けたいフォトレター」（1件につき税込300円。送料込）も設置。2020年より始まった施策で前回の好評を受けて今年も実施することになったという。提供期間は期間は2022年1月30日まで。

今年はオンラインでも開催

展示会場は東京を含めた全国10会場（札幌・仙台・石川・名古屋・大阪・広島・愛媛・福岡・沖縄）で開催される。今年は会場を訪れることが難しい人にも楽しんでもらいたいとして、11月19日〜2022年1月30日までオンライン上でも開催する。

オンライン上の特設サイトでは、インスタグラム部門への応募分を除いた全ての応募作品を公開。10個のカテゴリ別に作品を閲覧できるほか、氏名や作品の受付番号からの検索にも対応。各公開作品はタイトルや作品に込めた想い（メッセージ）なども閲覧が可能となっており、気になるキーワードで検索した作品を一覧表示させるといった巡り方にも対応している。

特別展示

東京・六本木のFUJIFILM SQUAREで7月に開催された写真展「日本人の魂・富嶽今昔三十六景」の一部作品が札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の各会場で展示される。

展示作品を手がけた写真家は岡田紅陽氏、白簱史朗氏、竹内敏信氏、大山行男氏の4名。それぞれの作家が捉えた富士山が銀塩プリントで展示される。

各開催地の概要