写真展告知

稲田喬晃写真展:草原ノ民—Portrait in Kazakh—

キヤノンギャラリー銀座(2.25〜3.10)/大阪(3.25〜4.7)

写真家・稲田喬晃さんの展覧会がキヤノンギャラリー銀座・大阪にて開催される。展示作品は2017年2月から2020年2月にかけて、モンゴルのバヤン・ウルギー県で取材した内容に基づいて構成。学術的な視点も取り入れて展示しているという。会期は東京・銀座が2月25日〜3月10日、大阪が3月25日〜4月7日の予定となっている。

概要

ユーラシア中央部に位置するアルタイ山脈の奥地、モンゴル西部地域には、伝統的な遊牧民の暮らしがいまに存続しています。そのなかでも少数民族「アルタイ系カザフ人」の生活は、古代から連綿と続く「牧畜」「鷹狩」「刺繍工芸」など、昔ながらの遊牧民の伝統文化を色濃く残しています。日々家畜を追い、乳製品をつくり、草原の草花を薬草とし、イヌワシをてなずける……わずかな実りも出し惜しむような過酷な環境にも調和するその素朴で清廉な人々の暮らしは美しく貴重であり、現代社会の忘却の記憶をいまに伝える記録にしたいと思い撮り続けました。魅力的な人々の暮らしと生きざまを、ポートレイトを中心にまとめました。アルタイ山脈深遠部の自然と向き合ってきたひたむきさが、人々の笑顔や深く刻まれたシワからは読みとることができるのです。

本写真展では2017年2月〜2020年2月の期間、現地モンゴル国バヤン・ウルギー県で集中的にロケ撮影した写真を軸に構成します。さらに学術的な視点も取り入れる為に、カザフ民族研究者の相馬拓也(京都大学准教授)の協力で、キャプションやパネルでの解説、動画上映、トークイベントなど、来場されたお客様にも立体的に伝わるように工夫したいと考えています。

使用カメラ:Canon EOS 5D Mark IV、Canon EOS 5D Mark III

展示作品(一例)

キヤノンギャラリー銀座

会期

2021年2月25日〜3月10日

所在地

東京都中央区銀座3-9-7

開館時間

10時30分~18時30分(写真展最終日は15時00分まで)

休館日

日・祝日、会社指定の休業日

キヤノンギャラリー大阪

会期

3月25日〜4月7日

所在地

大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1階

開館時間

10時00分~18時00分(写真展最終日は15時00分まで)

休館日

日・祝日、会社指定の休業日

作家プロフィール

稲田喬晃(いなだ たかあき)
1978年 東京生まれ。大学卒業後、世界一周の旅に出る。
帰国後、写真家山岸伸に師事。(2003年〜2006年)
独立後、フリーランスのカメラマンとして活動中。
人物撮影をメインに、グラビア撮影、企業PV、映画、雑誌、Web媒体など。
X JAPAN YOSHIKIオフィシャルカメラマン(2019年)
ライフワークとして、旅をテーマに作品を撮り続けている。
近年は大学機関の研究プロジェクトにカメラマンとして同行し
中央アジア(モンゴル、カザフスタン、ネパール、ウズベキスタン)に
渡航同行してドキュメンタリー動画写真撮影を担当。
貴重な民族の生活や幻の生物の生態の記録を続けている。