写真展告知

竹内敏信コレクション展 ~時をこえたカメラと風景~

日本カメラ博物館(館長 森山眞弓)では、2020年3月31日(火)から6月28日(日)まで、特別展「竹内敏信コレクション展 ~時をこえたカメラと風景~」を開催します。

竹内敏信氏は、大判や中判カメラで撮影することが常識であった風景写真の世界に、機動性に優れた35ミリカメラを積極的に使用することで、新たな表現を開拓した写真家です。千数百台ものカメラを所有するクラシックカメラコレクターとしても知られ、それらのカメラで撮影した作品やカメラ解説は、『クラシックカメラの旅』(写真工業出版社2007年)などの専門誌に掲載されていました。

竹内氏のカメラコレクションは、愛知県出身であることの縁から、現在は名古屋学芸大学に寄贈されています。

今回の特別展では、竹内氏(TAフォトアンドサウンドオフィス)と名古屋学芸大学協力のもと、『クラシックカメラの旅』誌上で竹内氏が撮影と執筆を行ったカメラコレクション約60点と、クラシックカメラで撮影した作品約20点を展示し、風景写真家・竹内敏信の視点からクラシックカメラの魅力をお伝えいたします。懐かしく貴重なカメラと美しい作品の数々を紹介し、カメラ愛好家も、写真鑑賞がお好きな方もお楽しみいただける企画となっております。

写真展情報

会場

日本カメラ博物館
東京都千代田区一番町25 JCIIビル 地下1階

開催期間

2020年3月31日(火)~6月28日(日)

開催時間

10時00分~17時00分

休廊

毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

入館料

一般:300円
中学生以下:無料
団体割引(10名以上)一般:200円

作者プロフィール

愛知県額田郡(現・岡崎市)生まれ。1966年、名城大学理工学部を卒業して愛知県職員となる。勤務の傍ら『毎日グラフ』などに自主制作のルポルタージュを発表。1972年にフリーランスの写真家となり、1982 年に東京へ拠点を移す。2010年、日本写真芸術専門学校校長に就任。写真集に『天地聲聞 日本人の原風景』(講談社、1985年)、『櫻 竹内敏信写真集』(出版芸術社、1992年)ほか多数。JCIIフォトサロンでは写真展「欧羅巴 EUROPE 1981-1990」(1999年1月)、「日本情景 1970-1990」(2000年1月)、「21世紀富士」(2001年1月)、「花祭」(2002年1月)を開催し、フォトクリニック講師を長年担当した。