写真展告知

芦谷淳写真展:Subjective Scapes

(c) 2020 Jun Ashiya

生まれる風景と消える風景。風景は日々変わり、四季によって変わっていく。美しい田園の光景もいずれ消える。コンクリートで強固に作られた光景もいずれ消える。生成と消滅の中でその場の『場景』はその場限りである。凡そ新たに生成される変革的光景は人工的な生業で生成されていく。その人工的な物質と自然界の境界線にせめぎ合いを見る。しかしその境界線はせめぎ合うばかりでない。対立する存在と見ていたが、何故か融合点にも見える。その境界は対立点でもあり融合点でもある。若しくは消滅点、調和点になる。自然風景の中に人類のインフラに関わる構造物を見る。そんな毛嫌いされる光景に美を見出す。人工的な光景にも自然界の揺らぎの美を感じてゆく。その美の中に主観を重ねる。被写体のフォルムと造形美をコンポジションする喜び。モノクロームに落とし込んで被写体を切り抜く。

写真展情報

会場

Jam Photo Gallery
東京都目黒区目黒2-8-7 鈴木ビル2階 B号室

開催期間

2020年2月11日(火)~2月16日(日)

開催時間

12時00分~19時00分(日曜日は17時00分まで)

休廊

月曜日

作者プロフィール

1971 東京都生まれ
1992 東京工芸大学短期大学部 写真学科卒業
フォックスタルボット賞 第2席受賞
2013 個展 (POINT LANDSCAPE) / 新宿 ペンタックスフォーラム
2013年度 木村伊兵衛賞ノミネート
TOKYO PHOTO 2013 に参加 (Blitz Gallery)
2014 個展(NEW DAMSCAPES)/ 広尾 IN STYLE PHOTOGRAPHY CENTER 「写真に何ができるか-思考する七人の眼」(窓社)寄稿出版
AXIS PHOTO MARCHE vol.1 に参加
2015 個展(NEW FARMSCAPES)/ 新宿 エプソン epSITE
2016 個展(NEW ROADSCAPES)/ 新宿 シリウス
2018 個展(NEW ENERGYSCAPES)/ リコー新宿~大阪巡回展 ベストオブモノクローム
2018 企画展 / リコー銀座 A.W.P
2019 個展(余白)/ 新宿 エプソン epSITE