写真展告知

熱田護写真展:500GP フォーミュラ 1 の記憶

本展は、写真家 熱田護氏による写真展です。

今年で通算500戦の F1取材を迎えた氏が、これまでに撮りためてきた作品を展示する集大成ともいえる写真展です。フィルムカメラから最新のデジタルカメラで撮影してきた貴重な作品約100点を、ヘルメットやユニフォーム、エンジンなどと合わせて展示します。

作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。

写真展情報

2019年のベルギーグランプリでF1取材が500戦を迎えました。

初めてF1を撮影したのは1987年の日本グランプリ。

鈴鹿サーキットのオフィシャル撮影の仕事でした。当時はオートバイのレースを中心に撮影していたので、F1にはほとんど興味がなく、ただ、その人気と熱気の強さに驚いたのを覚えています。本格的にF1の撮影をしたのは1991年からで、91年は6戦取材、92年から全戦取材を開始しました。

振り返ってみればF1はNAエンジンからハイブリッドPUへ、写真もフィルムからデジタルへと大きく変わりました。しかし、現場に行って写真を撮るのだという

気持ちに変化はなく、チャンピオンを目指すドライバーのまなざしに変化はありません。

4輪モータースポーツの最高峰Formula Oneの世界。

その時代、自分がベストだと思う機材を担ぎ、レースの展開を予測して行動する。

新しい表現への挑戦と、多くの失敗を繰り返し、次回こそ、来年こそは……もう少し、という思いで撮影を続けてきたら29年間という月日が積み重なっていました。

時の流れとともに、見ていただければと思います。

作者メッセージ

独自の表現でモータスポーツを魅力を写真で伝える熱田護氏の個展。500戦を取材したというF1をテーマに、膨大な作品群から選ばれた作品で構成される。

トークイベントには、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏が参加。撮影時エピソードなどが披露される予定だ。

開催日時

2019年12月19日(木)〜2020年2月8日(土) ※2019年12月28日(土)〜2020年1月5日(日)まで休館

会場

キヤノンギャラリーS
東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F

トークイベント

日時:12月21日(土)13時30分〜15時00分
会場:キヤノンホール S(東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー3F)
ゲスト:佐藤琢磨氏(変更になる場合あり)
申込:先着申込み制(11月21日(木)13時より受付開始)
定員:300名
参加費:無料

ギャラリートーク

2020年1月11日(土)・18日(土)・25日(土)
2020年2月1日(土)・8日(土)

作家プロフィール

1963年三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。
85年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。
92年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。
広告のほか、雑誌「カーグラフィック」(カーグラフィック社)、「Number」(文藝春秋)、「デジタルカメラマガジン」(インプレス)などに作品を発表している。
日本レース写真家協会(JRPA)会員/日本スポーツ写真協会(JSPA)会員