写真展告知

山田耕熙写真展:ロイヤルベンガルタイガー -フラジャイルな存在-

私は、ランタンボール国立公園(インド)に生息するロイヤルベンガルタイガーの圧倒的存在感と、美しいその姿に心を突き動かされ、この数年訪れています。

世界的に見ると、野生の虎の総数はおよそ3,000頭余という現状であり、今も絶滅の危機に直面しています。食物連鎖の頂点にいるはずの彼らは、食物連鎖の外にいる人の手によって、その姿を消しつつあります。

撮影を通じて、強さの象徴であるはずの存在は、一方で、とても儚(はかな)い……フラジャイルな存在であることを感じました。そして、そこには、儚いからこそ一層際立つ、逞しさと美しさがありました。

この度、そんな彼らの姿を初めての個展でご紹介させていただきます。

訪れていただく皆様に、「次は自分の目で!」と思っていただければ幸いです。

写真展情報

会場

富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2
東京都港区赤坂9-7-3

開催期間

2019年4月19日(金)~4月25日(木)

開催時間

10時00分~19時00分(最終日は16時00分まで/入館は終了10分前まで)

休業日

年末年始

巡回展

2019年6月大阪・福岡、7月名古屋、2020年札幌を予定

ギャラリートーク

4月19日(金)15時00分~
4月20日(土)15時00分~
4月21日(日)15時00分~

作者プロフィール

1979年生まれ。東京在住。旅先で綺麗な写真を撮りたいと思い、2012年頃からカメラに興味を持つようになる。ある日、BBC Earthのドキュメンタリー番組に圧倒的な衝撃を受け、地球上には「人間の想像をはるかに超越した世界」があることを知り、実際に極地や僻地に行き、自分自身の目で物事を捉えてくることに意味を感じるようになる。これまでにアラスカ、北極、南極、ガラパゴス諸島、アフリカ等を旅し、様々な生き物達を撮影。中でも、インドのランタンボール国立公園に生息するロイヤルベンガルタイガーの虜となる。厳しい環境をその身1つで立ち向かう生き物達の逞しさ、そして儚く美しい姿、自分が感じたそんな瞬間を、写真を通じて伝えていきたいと思い活動している。
2018年第52回キヤノンフォトコンテスト風景部門ブロンズ賞受賞。