写真展告知

松永繁写真展:汀線

私は2010年から日本各地の海岸線を撮り続けています。

昔から変わらず存在する空・海・砂浜・岩などで構成される海岸線にて、昔のカメラを使っての長時間露光撮影を行っています。

北は北海道から南は鹿児島県まで幾度となく訪れ、海岸線沿いを縫うようにして探し求めた美しい景色を堪能しつつ撮影を行い、自宅ではそれら景色を再現すべく赤ランプあるいは全暗黒状態でプリント作業をしております。

もともと旅好きで見知らぬ土地を巡るのが好みということもありますが、なにより日本の海岸線における地域特有の様々な形状に惹き付けられていることが大きいのです。季節や天候あるいは潮汐によって表情が大きく様変わりすることも嬉しく、ときにはその日その時だけに遭遇する光景に出会うこともしばしばあります。また最終的に得られる印画紙上に現れる平滑化された海岸線に再び魅了されることも、長年繰り返し続けている理由でもあるかと感じております。

本展示は日本の海岸線での多様な表情を少しでも感じていただけたら幸いです。

汀線(みぎわせん)=海面または湖面と陸地との境界線

出展作品数:モノクロ・カラー 約45点

写真展情報

会場

オリンパスギャラリー大阪
大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル

開催期間

2018年4月6日(金)~4月12日(水)

開催時間

10時~18時(最終日は15時)

休館

日曜日・祝日

作者プロフィール

1965年  大阪府吹田市生まれ
2002年  写真趣味になり撮影や自家現像プリントを始める
2010年~ 日本各地の海岸線にて長時間露光による撮影を続けている
2017年  ギャラリーソラリスにて「汀線(みぎわせん)」個展