FE 28-70mm F2 GMを装着したα1 II ソニーは11月20日(水)と翌21日(木)に、新製品の「α1 II」と「FE 28-70mm F2 GM」を体験できるイベント「α SPECIAL EVENT 2024」を、東京ビッグサイトで開催している。ここでは初日のメディア枠の模様をお伝えする。参加にはWebサイトからの予約が必要。
AI関連の機能が向上
α1 IIはフルサイズのミラーレスカメラで、12月13日(金)に発売する。同社がフラッグシップと位置付ける「α1」シリーズの2世代目にあたる。
撮像素子は前モデルと同じだが、新たにAIプロセシングユニットを搭載するなどし、被写体認識性能の向上や中高感度域でのノイズ低減を実現した。α1の撮像素子の性能がもともと高かったため、今回はその撮像素子を引き続き採用したという。
5,000万画素オーバーだが、最高30コマ/秒の連写が可能 被写体認識の対象が増えたほか、「オート」も新搭載となった シャッターを切る前のシーンを記録できるプリ撮影機能も搭載 深型のアイピースやデュアルバッテリーチャージャーが付属する 軽量な新ズームレンズ
FE 28-70mm F2 GMは、フルサイズ対応の大口径標準ズームレンズ。αシリーズのレンズでは初めてとなる、ズーム全域での開放F2通しを実現した。アクチュエーターの進化なども小型軽量化に寄与しているとのこと。こちらも12月13日(金)に発売する。
プレゼンを行ったソニー レンズテクノロジー&システム事業部長の岸政典氏(右)とソニーマーケティング プロダクツビジネス本部 デジタルイメージングビジネス部 統括部長の岡祐介氏(左) 体験コーナーで新製品の実力をチェック
会場には3つの撮影体験コーナーが用意された。1つはバスケットボールを被写体とする高速連写やAF追従のコーナーだ。超望遠レンズなども用意されており、スポーツ撮影でα1 IIを試すことができる。
いずれもメモリーカードを持参すれば画像の持ち帰りが可能。対応メディアはCFexpress Type AまたはSDカード。
バスケットボールのコーナーでは縦位置グリップ付きで貸し出された 600mmや400mmといった超望遠レンズも体験できる 動画でFE 28-70mm F2 GMの撮影を試せるカウンターもあった 連写した中の1枚。瞳にピントが合っているほか、連写によってちょうど良いタイミングのカットを選ぶことができた
α1 II/FE 70-200mm F2.8 GM OSS II/200mm/マニュアル露出(1/1,250秒・F2.8)/ISO 2500 続いては空手の技を撮影してプリ撮影機能を体験した。シャッター半押し状態で待機し、技が繰り出されるのを確認してから全押しした。プリ撮影機能によって技が繰り出される前から連写で記録できていた。
プリ撮影機能体験コーナーのレンズはFE 24-70mm F2.8 GM II 技が決まった瞬間以前から撮影できていて、ベストなタイミングを選ぶことができた
α1 II/FE 70-200mm F2.8 GM OSS II/38mm/マニュアル露出(1/1,600秒・F2.8)/ISO 2500 最後にポートレートの撮影コーナーを訪れた。FE 28-70mm F2 GMの解像力やボケ感を確認できる。手前に電飾が用意されており前ボケを使った撮影も試すことができた。
ポートレート撮影コーナーのα1 IIとFE 28-70mm F2 GM FE 28-70mm F2 GMは望遠端でも繰り出し量が少なく取り回しが良いとのこと モデルが動いている状態で撮影しているが、ピントが合った瞳部分はしっかり解像している
α1 II/FE 28-70mm F2 GM/70mm/マニュアル露出(1/320秒・F2.0)/ISO 100 電飾越しに撮影したもの。間にケーブルが入っているが瞳認識AFが問題無く動作した
α1 II/FE 28-70mm F2 GM/70mm/マニュアル露出(1/320秒・F2.0)/ISO 100 歴代の製品も展示
そのほか、αに関連する製品やサービスを紹介するブースも用意されていた。
歴代のソニーαシリーズやレンズを展示した「α CHRONICLE」というコーナーもあり、懐かしい機種の実物を見ることができる。以下に一部を掲載する。
α CHRONICLEには思い出エピソードを記入できる趣向も 出口付近では、αに対する「あなたの“推しポイント”」にシールを貼るとステッカーがもらえる