イベント告知

【CP+2019】事務局主催の注目プログラム+小ネタをまとめました

今年もヨシダナギさん登場 オリジナルスイーツも再び

いよいよ明後日の2月28日(木)、CP+2019が開幕する。このページでは主に、CP+実行員会から最近教えてもらった情報と公式プログラムのあれこれ、さらに会場で役立つかもしれない細かい情報をまとめてみた。

CP+とは……

カメラや交換レンズはもちろん、撮影用品など、写真撮影にまつわるあらゆる新製品が集う総合イベント。2016年からこの時期に毎年開催されている。近年では撮影機材より、写真家のステージイベントを目当てとする来場者の方が多いかもしれない。

会期
2019年2月28日(木)・3月1日(金)・2日(土)・3日(日)
開催時間
10時00分〜18時00分(初日は12時00分から、最終日のみ17時00分終了)
会場
パシフィコ横浜(展示ホール、アネックスホール、会議センター)/大さん橋ホール
入場料
1,500円(税込)(Web事前登録で無料)
障がいがある事を証明する手帳を持参の方、小学生以下の方は無料

初心者層へのカメラ・写真の浸透を目指して

今年のCP+のテーマは、「写真のわくわくに出会おう!」。昨年の「一緒にはじめよう」に続き、カジュアル層へのカメラ・写真の広がりを意識したものだ。運営が期待するのは、スマートフォンで写真表現の楽しさを知った若年層が、より自分の表現を込められるカメラ製品にスマートフォンからステップアップすること。そのきっかけになる、あるいは後押しをするのがここ数年のCP+の目指すところだ。

実際、そうした層の取り込みはうまくいっている様子。CP+実行員会の廣瀬行哉委員長によると、昨年の女性来場者数は前年より約20%も増加したという。確かに近年は、女性やファミリー、若い男女のグループといった来場者の姿をよく目にするようになった。

その効果なのか……業界全体が右肩下がりの割には、CP+の来場者数が増えており、昨年は過去最多の6万8,111人を記録した。今回の事前登録者数を見ると、すでに昨年より1割程度増加しているという。例年通りすべての入場者の9割が事前登録だと考えると、このままいけば運営悲願の7万人台を今年こそ実現しそうな勢いだ(ここにきて天候が少々気になるが)。

ちなみにCP+事務局が担当する「Photo Weekend」(3月2日・3日)では、今年も初心者向けのフォトスクールやワークショップを展開する。事前予約制で、すでに満席の講座が数多くある状態。ただし当日枠も用意されている。

出展社ブースのステージは、建前はともかく、どうしても最後はその出展社の宣伝で締めざるを得ない。製品のプロモーションのために予算を割いて実施しているので当然といえば当然だが、一方純粋に、写真人口の広がりのために開かれているのがCP+事務局主催のプログラム。当サイトでもこうしたプログラムをお伝えする機会はなかなかなく心苦しいが、写真について興味を持ち始めた方が周りにいる場合は、ぜひ勧めてみて欲しい。

ちなみにPhoto Weekendはパシフィコ横浜のホールではなく、少し離れた会議センター3階で行われている。CP+2019の一部なので、入場には料金が必要だ(事前登録で無料)。

ヨシダナギさんが「Photo Weekend」に再登場

先ほど少し触れた「Photo Weekend」は、CP+事務局が運営する土日限定の企画だ。そのPhoto Weekend、昨年はメーカーステージ並みにお客を集めたプログラムがあった。それがヨシダナギさんのステージだ。

これが当日(2018年3月5日)の様子。テレビなどで知名度の高いヨシダナギさんだけに、すごいことになっていた。

今年もヨシダナギさんのスペシャルトークショーが3月2日(土)にある。今回は初展示作品「ベルベル」に加え、初のディレクション作品を展示。あの独特の語り口調で、作品についての解説が聞けそうだ。

●ヨシダナギ スペシャルトークショー「フィルター 〜オリジナルな視点とは〜」
3月2日(土)13時00分〜13時45分
会議センター3F 303・304

もうひとつのスペシャルトークショーは、Photo Weekend初登場、佐藤健寿さんの「奇界遺産トークショー」。世界の「奇妙」を撮り集める佐藤さん、こちらもかなりの人気を集めそうだ。

●佐藤健寿 スペシャルトークショー「奇界遺産トークショー」
3月3日(日)11時00分〜11時45分
会議センター3F 303・304

いずれも当日参加・席は自由。かなり早めに入室しないと、昨年の私のように人垣の後ろから見ることことになるだろう。

若者受けしそうなトークショーも

Photo Weekendでは他にも、若年層をピンポイントに狙ったトークショーが予定されている。「猫」「トラベル」「カルチャー」「音楽・ファッション」の4つの切り口で、トレンドリーダーが写真との関わりを語る。

●久方広之(猫写真家)「ビバ!のら猫拳」
3月2日(土)11時00分〜11時45分

●羽石杏奈/中嶋杏理(プロトラベラー)「プロトラベラー流 写真の楽しみ方」
3月2日(土)15時00分〜15時45分

●モーガン茉愛羅 (モデル/フォトグラファー)「Roots⇄Routes わたしの写真の“ふたつのルーツ”」
3月3日(日)13時00分〜13時45分

※モーガン茉愛羅さんがデジカメ Watchに出演した時の記事はこちら

●橋本塁 (フォトグラファー)「SOUND SHOOTER meets CP+」
3月3日(日)15時00分〜15時45分

今年もあのホテルがスイーツで参戦

昨年のCP+2018で個人的に衝撃を受けたのが、写真家・田中達也さんの世界をイメージしたという限定オリジナルデザートが販売されていたこと。一環として供されたもので、田中達也さん制作のミニチュアをもとに、3種類のスイーツが特設「ミニチュアカフェ」に並んだ。

何がすごいかというとこのスイーツ、ヨコハマ インターコンチネンタル ホテルがプロデュースしたというところ。Photo Weekendをはじめとしたいくつかの企画は、パシフィコ横浜のホールではなく、ヨコハマ インターコンチネンタル ホテルに隣接する会議棟で行われた縁からきている。連日売り切れが出るほどの人気だったそう。

昨年、私が食したメニュー「「地球は甘かった」。まさか仕事中にインターコンチネンタル ホテルのスイーツを味わえるとは。

(画像は昨年のものです)

今年もヨコハマ インターコンチネンタル ホテルによる限定オリジナルスイーツがお目見えする。その名も「黄色いアヒルのぷかぷかCafe」。

メニューは3つ。

「お風呂ぷかぷかアヒル3兄弟」

「アヒルのぷかぷかランデブー」

「アヒルのぷかぷかゼリー」

なぜにアヒルかといえば、今年のPhoto Weekendの会場内には、お風呂ぷかぷかアヒルを満載した撮影ブースがインスタ映え用にあるそうで、それにちなんだものだ。

いずれも1日各20食限定、各1,000円(税込)。別料金でドリンクも頼めるので、ブース廻りの休憩がてらにどうぞ。

その他の耳より情報

キッチンカー再び

昨年紹介したキッチンカーは、今年もパシフィコ横浜の円形広場に現れるとのこと。存在が知られていなかった昨年はちょっとした穴場の食事処だったが、今年は来場者の目につきやすい場所に配置されるそうだ。

今年もプレゼンテーションステージあり

本来、ステージのない出展社のために設けたというプレゼンテーションステージは、申し込んだ各社が交代で利用できる。以前はホールの片隅にあったが、昨年からは展示ホールの中央付近に移動。存在感が増したことで、出展社からの申し込みも増えたそうだ。

インスタ映え必至のVWビートルなど

今回はYANASEの強力で、貴重なVWビートル Type 1がフォトブースで展示される予定。会場近くのカップヌードルミュージアムからもオブジェが持ち込まれ、ともにSNS用の被写体としてしての活躍が期待される。

実際にハッシュタグ「#シーピープラスにきたよ」をつけてSNSに投稿すると、500円分のAmazonギフトポイントが抽選でプレゼントされるとのこと。

フォトブースは展示ホールのみなとみらい側出入口付近。1階コンコース、デイリーヤマザキ近辺にできる模様だ。

ちなみに、CP+2019の来場者にカップヌードルミュージアムの入館引換券がプレゼントされる施策も。

なんとマイページ登録が可能に

今年からは公式サイトでマイページを設定することで、入場引換証をスマートフォンの画面に事前に表示できるようになる。印刷して持参してもOK。マイページの機能としてはこれだけだ。

モザイクをかけたところに2次元バーコードと何かの番号があります。