デジタルカメラマガジン

撮影からRAW現像まで——『デジタルカメラマガジン』最新号で花火を大特集

「X half」「OM-5 Mark II」の解説記事も

6月19日(木)発売の『デジタルカメラマガジン2025年7月号』では、撮影ジャンルとして人気の「花火」を特集。さらに、話題の新製品「X half」「OM-5 Mark II」の紹介記事もあります。

【総力特集】失敗しない花火の撮り方からシーン別攻略とレタッチまで

夏の代表的な風物詩と言えば花火。何千発、何万発もの光の芸術作品が夜空を彩り、華やかな色合いや迫力のある音が人々を魅了してきた。花火の美しくはかない姿は、目に焼き付けるだけでなく写真として記録するのも実に楽しい。理想的な花火の形を最適な露出で写し取るのは難しいが、それゆえに何回もチャレンジしたくなるもの。最近は観覧席から見上げる撮り方だけでなく、離れた高台から夜景と組み合わせたり、さまざまな被写体と組み合わせる撮影方法も人気だ。デジタルカメラマガジン7月号の特集は大きく「花火撮影の基本」、多彩な被写体と絡めて表現の幅を広げる「花火表現テクニック」、人気の花火大会の現地情報が詳しく分かる「花火大会ガイド」の3つの記事で構成されている。本誌を片手に最高の1枚をものにしよう!

花火撮影の基本

瞬間的に夜空に輝く花火の撮影は、通常の夜景などとは撮影作法が異なる。また、一度撮影場所を決めたら、開催中に撮影位置を変えることも難しい。まずは、撮影地の決め方から準備、撮り方まで基本的な方法を身に付けよう。

花火表現テクニック

基本を学んだ後は表現力を磨こう。花火は単体でも美しいが、建物など何かと組み合わせるとよりストーリー性が増す。撮影場所、角度、アングルを工夫することで、より幻想的に仕上がる。ここでは「都市夜景」「リフレクション」「街並み」「ポートレート」「海辺」「城郭」「鳥居」の8つシーンの撮り方を詳しく解説する。

全国花火大会ガイド

来たる花火大会の季節に向けて、中でも写真家に人気のフォトジェニックな花火大会を紹介する。撮影ポジションの探し方や、露光時間の決め方なども解説しているので、ぜひ参考にして出かけてほしい。

花火RAW現像講座

最近の花火写真は、地上風景を取り入れた情景的な表現が主流だ。花火と地上風景は明暗差が激しいため、白飛びや黒つぶれをしないよう意識した個別の調整が必要となる。このパートではAdobe Lightroom Classicを使った補正のコツを紹介していく。

登場写真家 (敬称略)

阿部淳一、石田卓士、井上嘉代子、Daisuke Uematsu、大竹亮太、大坪邦仁、柄木孝志、Koichi、Kogame、佐々木和一朗、芝崎裕司、田代美佳、対馬慎太郎、長谷川ルウ、別所隆弘、三吉勇基、yukkey

【PICK UP】フィルムシミュレーション搭載のハーフコンパクト「富士フイルム X half」

「写ルンです」と同じ焦点距離32mmのレンズを搭載し、1枚のフォーマットサイズに2コマ記録するハーフカメラモードを持つコンパクトカメラ。ボディにはフィルムロールモード専用の小窓があり、ボタンはほぼ排除。タッチで操作させるiPhone的な操作性を実現している。最近増えている、2000年代のコンパクトカメラがエモいとして買い求めている若年層をターゲットとしていると思われ、チェキや写ルンですで作品制作をしている山本春花がレビューする。

【PICK UP】アウトドア性能に優れた小型・軽量タフモデル「OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-5 Mark II」

上位機譲りの高性能&堅牢性を持ちながらコンパクトな設計で、特にアウトドアシーンで人気となっていたOM-5が各性能をブラッシュアップして登場。多彩な撮影機能、握りやすくなったグリップやUSB Type-Cへの対応など、アウトドアでさらに使いやすいカメラへと仕上がった。本機のターゲットとするアウトドアフィールドにおいてどのような恩恵をもたらしてくれるのか、木村琢磨がその実力を伝えていく。