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キヤノン、初の「ナノUSM」搭載レンズを投入

新EF-S18-135mmで採用 着脱式のパワーズームユニットも

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

キヤノンは、一眼レフカメラ用の交換レンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を3月下旬に発売する。メーカー希望小売価格は8万3,000円(税別)。

2012年6月に発売された「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」の後継モデル。AF駆動に新タイプの超音波モーター「NANO USM」を採用する。ナノUSMの搭載はこのレンズが初めて。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

「EOS 7D Mark II」「EOS 80D」「EOS 8000D」などAPS-Cサイズ相当のイメージセンサーを搭載した一眼レフカメラに対応する、EF-Sレンズラインナップの最新モデル。

AF駆動用に搭載されたナノUSMは、これまでのAF駆動用モーターよりもさらに小型に設計されている。それだけでなく、リングUSMとリードスクリュータイプSTMの特徴を併せ持つという。

リングUSMは高速なAFとパワー、リードスクリュータイプSTMは静粛性とスムーズさに優れる。ナノUSMはそのうち、高速AF、静粛性、スムーズさを兼ね備えるという。

光学系は前モデルと共通。最短撮影距離は0.39m。手ブレ補正効果は約4段分。

外形寸法は、77.4×96mm(最大径×全長)、フィルター径は67mm。質量は515g。

フードは別売。メーカー希望小売価格は3,000円(税別)。

フード「EW-73D」

パワーズームアダプターPZ-E1

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMを装着することで、パワーズーム(電動ズーム)を可能にするアクセサリー。一定速度でのズームが可能なので、動画記録などに向いている。

6月下旬に発売。メーカー希望小売価格は2万5,000円(税別)。

また、スマートフォンアプリのCamera ConnectやEOS Utilityからの遠隔操作も可能。今まで不可能だった、離れた位置からのズーム操作が行える。その場合は、ズーム速度の調整も可能。

パワーズームアダプターPZ-E1

(本誌:折本幸治)