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パナソニック、EVFを内蔵した30倍ズームコンパクト「LUMIX DMC-TZ60」

180度チルト式モニターの20倍ズーム機「TZ55」も

 パナソニックは、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-TZ60」を2月13日に、「LUMIX DMC-TZ55」を3月13日に発売する。いずれも海外で先行発表済みの製品。

DMC-TZ60

 35mm判換算24-720mm相当の30倍ズームレンズとEVFを搭載するモデル。店頭価格は4万8,000円前後の見込み。シルバーとブラックの2色を用意する。

LUMIX DMC-TZ60(シルバー)
LUMIX DMC-TZ60(ブラック)

 撮像素子は有効1,810万画素の1/2.3型MOSセンサー。最高感度はISO3200(拡張時ISO6400)。RAW記録に対応する。連写は10コマ/秒(AF追従時は最高5コマ秒)。

 マクロモードの最短撮影距離はレンズ前3cm(広角端)。レンズ鏡筒部に各種設定に利用できるコントロールリングを搭載している。

 撮影画像に位置情報を記録するGPSを内蔵し、測位速度を向上させるGLONASSとアシストデータの利用にも対応。Wi-Fi機能ではNFCペアリング、QRコード接続も利用できる。

 光学式手ブレ補正機構を搭載。動画撮影時は光学式・電子式を併用した手ブレ補正を利用可能で、新たに撮影時に水平を保つという「傾き補正」にも対応した。

 動画記録は最大1,920×1,080/60pのAVCHD(センサー出力60コマ/秒)とMP4(センサー出力30コマ/秒)。1,280×720/120fps、640×480/240fpsのハイスピード動画の記録も可能。

 液晶モニターは3型92万ドット。EVFは0.2型約20万ドット相当のフィールドシーケンシャル方式。電子水準器を利用できる。EVFの搭載はTZシリーズで初。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。内蔵メモリーは約12MB。

 外形寸法は約110.6×64.3×34.4mm。撮影時の重量は約240g。

 対応バッテリーはリチウムイオンバッテリーパック「DMW-BCM13」。撮影可能枚数は約300枚。USB充電に対応する。単体のバッテリーチャージャーは別売。

DMC-TZ55

 35mm判換算24-480mm相当の20倍ズームレンズと、自分撮り対応の180度チルトが可能な液晶モニターを備えるモデル。Wi-Fi機能でスマホ画像転送やリモート撮影に対応。店頭価格は3万5,000円前後の見込み。カラーはホワイト、ブラック、レッドの3色。

LUMIX DMC-TZ55(ホワイト)
LUMIX DMC-TZ55(ブラック)
LUMIX DMC-TZ55(レッド)

 撮像素子は有効1,600万画素の1/2.33型MOSセンサー。最高感度はISO3200(高感度モード時はISO6400まで)。RAW記録には非対応。連写は最高10コマ/秒(AF追従時2コマ/秒)。

 光学式手ブレ補正機構を搭載。マクロモード時の最短撮影距離はレンズ前3cm(広角端)。

 動画記録は最大1,920×1,080/センサー出力30コマ/秒のMP4。

 液晶モニターは3型46万ドット。180度チルトで被写体側に向けられる。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約70MB。

 外形寸法は約106.8×62.2×32.4mm。撮影時の重量は約250g。

 対応バッテリーはリチウムイオンバッテリーパック「DMW-BCM13」。撮影可能枚数は約350枚。USB充電に対応する。単体のバッテリーチャージャーは別売。

(本誌:鈴木誠)