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【CES】Samsung、「単眼3D撮影」が可能なミラーレスカメラ
(2013/1/11 11:46)
Samsungは2013 International CESの開幕にあわせ、ミラーレスカメラ「NX300」を発表した。ひとつのレンズで3D撮影が可能。世界初としている。
2012年4月に同社が発表した「NX210」の後継機と見られる製品。従来機種と同じく、NXマウントを採用する。
同社初となる位相差画素を採用しており、実際に高速なAF動作が確認できた。
また、交換レンズ「NX 45mm F1.8 2D/3D」との組み合わせで、3D記録が可能になった。不思議なのはレンズが一つ(単眼)なのに3D記録が行なえること。
その仕組みは次の通りだ。レンズ内に内蔵された液晶シャッターが、左目用の光路と右目用の光路を互い違いに遮る。それを高速で切り替えると、左目用と右目用の映像が時分割で得られる仕組み。3D動画はフルHDのMP4で記録できる。2Dモードにすると左と右の光路のどちらもが開き、2Dでの撮影が可能になる。
Wi-Fi機能も引き続き搭載する。専用アプリを使ったスマートフォンやクラウドサービスへの画像転送が可能。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効2,030万画素CMOSセンサー。最高感度はISO25600。
連写性能は8.6コマ/秒。
背面モニターは3.31型のAMOLED。タッチスクリーン式となっている。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。
外形寸法は122×63.7×40.7mm。質量は280g(バッテリーなし)。