ソニー、「サイバーショットDSC-RX1」の仕様を変更

~静止画撮影時のコンティニュアスAFを省略

 ソニーは2日、11月16日に発売するレンズ一体型デジタルカメラ「サイバーショットDSC-RX1」の仕様を変更すると発表した。

サイバーショットDSC-RX1の新仕様外観。フォーカスモードダイヤルから「C」が無くなった(参考)従来仕様の外観。フォーカスモードダイヤルには4ポジションがあった

 9月12日の発表当初は搭載するとしていた静止画撮影中のコンティニュアスAF(AF-C)が非搭載になる。よって、静止画で利用可能なフォーカスモードは「オートフォーカス(AF)」、「ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)」、「マニュアルフォーカス」(MF)の3種類になる。なお、動画撮影時に限り「AF」にしておけばAF-Cとして動作する。

 この変更に伴い、ボディ前面のフォーカスモードダイヤルから「C」ポジションが消える。なお、9月23日に閉幕したフォトキナ2012の同社ブースでは、従来仕様の非動作モデルをケース内展示していた。

新仕様のフォーカスモードダイヤル部CEATEC 2012(10月2日)での展示(参考)従来仕様。発表会(9月12日)でのモックアップ

 また、シャッター速度の上限を従来仕様の1/2,000秒から、F5.6以上に絞った場合に限り1/4,000秒まで切れるようにした。加えて、新仕様ではF4以上に絞ると最高1/3,200秒、F2以上では最高1/2,000秒のシャッターが切れる。

 DSC-RX1は、35mmフルサイズセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ。店頭予想価格は25万円前後の見込み。有効約2,430万画素CMOSセンサー、単焦点レンズ「Carl Zeiss Sonnar 2/35 T*」、3型約122.9万ドットの液晶モニターなどを搭載する。





(本誌:武石修)

2012/10/2 17:44