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ソニー、フルサイズ機「α99」「サイバーショットDSC-RX1」などの新製品発表会を開催


 ソニーは12日、デジタルイメージング新商品発表会を都内で開催した。スチル向けカメラでは、4年ぶりとなるフルサイズAマウント機「α99」、世界初という35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-RX1」をお披露目した。各機種の詳細については、記事末の関連記事を併せてご覧いただきたい。

中央はソニー株式会社 業務執行役員SVP デジタルイメージング事業本部 本部長の石塚茂樹氏

成長カテゴリーの「高付加価値商品群」を強化

 発表会では最初にソニー株式会社 業務執行役員SVP デジタルイメージング事業本部 本部長の石塚茂樹氏が挨拶。民生用デジタルイメージング市場について説明した。

ソニー株式会社 業務執行役員SVP デジタルイメージング事業本部 本部長の石塚茂樹氏

 同社が「デジタル一眼カメラ」と呼ぶレンズ交換式デジタルカメラのシェアは増えており、いわゆるミラーレス(ノンレフレックスカメラ)が成長著しいカテゴリとした。また、コンパクトデジタルカメラは細分化が進んでおり、普及価格帯は減少傾向にあるものの、高倍率ズーム機やプレミアム系のモデルは成長が続いているという。

民生用デジタルイメージング市場推移 同社では商品カテゴリを「成長」と「成熟」に分類。同日発表の35mmフルサイズセンサー搭載機は成長カテゴリーに属する

 同社では今後もレンズ交換式デジタルカメラや高級コンパクト機を「高付加価値商品群」とし強化するとともに、自社開発デバイスや社内の業務用領域との連携も強化し、ネットワーク環境を活用した撮影後の映像の楽しみ方も提供していくとしていた。

ミラーレスカメラ市場における同社のポジショニング 海外発表済みのNEX-6およびNEX-5Rも年内に国内発売すると発表
海外発表した無線LAN対応モデルは、ネットワークに直接接続し、カメラ購入後に新しいアプリを追加できる「PlayMemories Camera Apps」に対応 年末商戦にフルラインナップで臨むとしていた

 また、高級コンパクトへの取り組みとして、6月に発売した1インチセンサー搭載の「サイバーショットDSC-RX100」を紹介。市場平均価格のおよそ3倍という価格でありながら、各国メディアから高評価を得ていると紹介した。

高級コンパクトの取り組みとしてサイバーショットDSC-RX100を紹介 自社開発デバイスによる差異化を図る
AAレンズも同社がアピールする自社開発デバイスのひとつ AAレンズのサンプルを示した

 続いて、ステージ上で新製品をお披露目。テーブルの下から新製品が登場する演出を行なった。

ステージ上に新製品が登場する演出。左からNEX-VG900、α99、DSC-RX1 DSC-RX1を手にする石塚氏
新製品が採用する2,430万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを紹介 撮像フォーマットの比較。35mmフルサイズは1/2.3型センサーの35倍、スマートフォンが採用する撮像素子の56倍の面積としていた
α99。発売日は10月26日。店頭予想価格は30万円前後の見込み マウント内部。35mmフルサイズセンサーを搭載
固定された半透過ミラーで位相差AFセンサーに光を導くトランスルーセントミラーテクノロジーを採用 α99では、像面位相差AFと組み合わせた「デュアルAFシステム」をアピールする
2013年春に発売する「Planar T* 50mm F1.4 SSM」のモックアップを装着
10月26日に発売する「300mm F2.8 G SSM II」
α99などが採用する新しいマルチインターフェースシューに対応するアクセサリーを展示。写真はリングライトHVL-RL1 LEDライトも備えたクリップオンストロボ「HVL-F60M」をα99に装着
そのほかにもα99対応の新アクセサリーを展示 ムービー撮影用機材と組み合わせたところ。α99は60pと24pのフルHD記録に対応し、音声まわりも強化した
α99の分解モデル 動体撮影を試すタッチ&トライコーナー
発表会中に映し出されたソニーレンズ群。最前列には同日海外発表のEマウント16-50mmと見られるレンズ(中央)のほか、未発表と見られるレンズの姿もあった 「カメラを、もっと先へ。」をアピール。「これからもわくわくするような挑戦つづけていきたい」(石塚氏)
35mmフルサイズセンサーを初搭載するレンズ交換式ビデオカメラNEX-VG900。アダプターを介してフルサイズ対応のAマウントレンズを装着している 「35mmフルサイズセンサーならではの表現力」をアピールする。発売は10月26日。店頭予想価格は35万円前後の見込み
APS-Cモデルの新製品「NEX-VG30」も展示 同梱する18-200mmの電動ズームレンズ。スチル向けのNEXでも使用可能
サイバーショットDSC-RX1。動作機はなかった。発売は11月16日。店頭予想価格は25万円前後の見込み 自社開発のAAレンズが薄型コンパクトボディに貢献。20cmという最短撮影距離も特徴
サイバーショットDSC-RX100(左)、NEX-7(右)と比較。DSC-RX1は別売のレンズフードとEVFを装着 手に持ったところ
別売のレンズフードとビューファインダーを装着 フォーカスモードダイヤル
背面 露出補正ダイヤルを備える
ポップアップ式ストロボも搭載 撮像素子のサイズ比較
分解モデル 後玉の大きさが際立つレンズ部
DSC-RX1向けに純正でサムグリップを用意。使用しないときは指掛け部分を左手側に倒し、ボディに沿わせることができる

フルサイズ機をこだわりあるハイアマにアピール

 続いてソニーマーケティング株式会社プロダクツマーケティング執行役員の粂川滋氏が登壇。近年では「しっかりした写真を残したいと考える人達が増えている」とし、そこにアピールして市場拡大にチャレンジしていきたいと語った。

ソニーマーケティング株式会社プロダクツマーケティング執行役員の粂川滋氏
国内カメラ市場動向 「本格的な写真」へのニーズが高まっているという

 また、35mmフルサイズセンサー搭載機はカメラや写真にこだわりのあるハイアマチュアをターゲットとする。一方、プロユーザーからも同製品の画質・性能に対し高い評価を得られるのではないかとしていた。

同日発表のフルサイズ機は、それぞれ各カテゴリのフラッグシップ機とした 各製品の予約開始は10月10日からとしていた
PlayMemories onlineやαcafeなど、撮影後の楽しみを広げる取り組みもアピール

フルサイズ機は「大事に売っていきたい」

 発表会後の質疑応答において石塚氏は、スチル向けNEXシリーズをフルサイズ化する予定があるかについて「“一眼画質”を小型化するというのがNEXのコンセプトのため、今回は見送った。技術的には検討している」と回答した。

 また、DSC-RX1については「今までのデジカメになかった領域の製品。市場は狭いが高画質を手のひらサイズにするという“チャレンジ”。数の出るものではないが大事に売っていきたい」と述べた。

 Aマウントレンズのラインナップについては「αが全体的に弱いと認識しており、事業部全体を上げて取り組んでいる。今年から来年にかけて期待してほしい」(石塚氏)とした。

α99を手にする石塚氏



(本誌:鈴木誠)

2012/9/12 19:23