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ソニー、35mmフルサイズセンサー搭載コンパクト「サイバーショットDSC-RX1」


 ソニーは、35mm判フルサイズセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ「サイバーショットDSC-RX1」を11月16日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は25万円前後の見込み。



 1型CMOSセンサーなど、高スペックなデバイスを採用するハイアマチュア向けモデル「サイバーショットDSC-RX100」の上位モデル。コンパクトカメラ然としたスタイリングながら、35mm判相当サイズ(35.8×23.9mm)の撮像素子を搭載するという、類を見ない製品となっている。

 有効画素数は約2,430万画素CMOSセンサー。同時発表のレンズ交換式デジタルカメラ「α99」のCMOSセンサーと同様、画素受光部の低背化による集光力の強化により高感度・低ノイズ化を実現。また、フォトダイオード面積を拡大したことで、ダイナミックレンジはα900の約2倍になるという。

 α99の撮像素子と同じ有効画素数、同じ技術の撮像素子となるが、像面位相差センサーは内蔵されない。つまりAFは、コントラスト検出式のみで行なわれる。



 画像処理エンジンはBIONZ。加えてフロントエンドLSIとの連携により、シェーディング補正や高精度なクランプ処理などを画像処理前段でサポート、高画質を実現したという。14bitでのRAW記録にも対応する。

 感度はISO100〜25600。拡張で最低ISO50/64/80への設定が可能。マルチショットNRを使用することで、最大ISO102400相当での撮影ができる。また、シーンに応じて画を分割して最適処理を行なう「エリア分割ノイズリダクション」を新たに採用している。

 レンズは単焦点。焦点距離35mm、開放F値F2のカールツァイス「ゾナーT*」を装備する。レンズ前面の表記は「Carl Zeiss Sonnar 2/35 T*」。最小絞りはF22。

 レンズ構成は7群8枚。AA(Advanced Aspherical)レンズを含む非球面レンズ3枚を使用している。手ブレ補正機構は非搭載。


AAレンズ

 鏡胴にはフォーカスリングと絞りリングを装備。鏡胴根元にはレンズ交換式のAマウントαを思わせる朱色のリングがついているが、レンズの着脱・交換は行なえない。

 近接撮影時には、マクロモードへの切替が可能。レンズ先端からの撮影距離は、通常モード時で約24cm〜無限遠、マクロモード時で約14〜29cm。常用域すべてでほぼ円形になるよう設計した、9枚羽根の円形絞りを搭載する。

 最高シャッター速度は1/2,000秒。NDフィルターは非搭載。レンズ先端に49mmのフィルターネジが設けてあるので、NDフィルターをはじめ、市販のレンズフィルターを取り付けられる。連写性能は最大5コマ/秒。

 なお、シャッターボタンには、ネジ留め式のレリーズケーブルを装着できるネジ穴が用意されている。


ポップアップ式の内蔵ストロボも装備している

 液晶モニターは3型約122.9万ドット。DSC-RX100のものと同等で、RGBに加えてW(白)の画素を加えた「WhiteMagicディスプレイ」を採用している。

 上面にはモードダイヤル、露出補正ダイヤルなどを装備。モードダイヤルには、各種設定値を記憶して呼び出せるMR(メモリーリコール)1〜3のポジションが設けられている。DSC-RX100では、モードダイヤルをMRポジションにしたのち、背面モニターで別途MR1〜3を選ぶ必要がある。

背面には、コントロールホイールとコントロールダイヤルの2系統の回転系インターフェイスを備えている。Fn(ファンクション)ボタンや、DSC-RX100にないAEロックボタンも搭載。前面右手側下には、フォーカスモードダイヤルも用意されている。

 ストロボなどを装着できる「マルチインターフェイスシュー」もDSC-RX100にない装備。同時発表の「α99」同様これまでのソニー製品のアクセサリーシュート異なり、一般的なアクセサリーシューの形状を拡張しているのが特徴。

 マルチインターフェイスシューを使用する専用オプションとして、電子ビューファインダーキット「FDA-EA1MK」を用意する。価格は4万4,100円。NEX-5N用の「FDA-EV1S」と同じく、約235.9万ドットの0.5型有機ELを採用するオプションで、上方向約90度までの角度調整も可能になっている。


専用EVFのFDA-EA1MK。使用はNEX-5N用のFDA-EV1Sとほぼ同等
2種類のアイピースカップを同梱する

 MFアシスト、ピーキング機能、電子水準器、オートポートレートフレーミングなど、最新の同社レンズ交換式デジタルカメラと同様の機能を搭載。ピクチャーエフェクトは13種類。歪曲収差補正、Dレンジオプティマイザー、オートHDR、スイングパノラマ、スマートテレコンバーターなども利用できる。4:3、16:9へのアスペクト比切替も可能。

 記録メディアスロットは、メモリースティックPRO-HGデュオ/PROデュオ(High-Speed)/PROデュオ/メモリースティックデュオと、SDXC/SDHC/SDメモリーカードの両対応タイプ。

 電源にはDSC-RX100と同じリチウムイオン充電池のNP-BX1を使用する。USB充電・給電にも対応する。

 バッテリー使用時間は約220枚分。これはLCD表示画質を「高画質」にしたときの数値で、「標準」にすると約270枚となる。ちなみにDSC-RX100は約330枚。

 動画記録は、フルHD/60p記録のAVCHD Progressiveに対応。最大ビットレートは28Mbps。最大1,440×1,080/30fpsのMP4記録も選択可能。HDMIマイクロ端子やステレオマイクも備えている。

 外装はマグネシウム合金。左手側には革状のグリップ部が設けられている。本体の幅および高さは、DSC-RX100より一回り大きい程度。ただしレンズが大きく沈胴しないため、DSC-RX100よりも奥行きは倍近くある。

 外形寸法は約113.3×65.4×69.6mm。質量は約482g(バッテリー、メモリースティックデュオを含む)。

 その他のオプションとして、光学ビューファインダーキット「FDA-V1K」(4万9,350円)、レンズフード「LHP-1」(1万3,230円)、サムグリップ「TGA-1」(1万9,950円)、ジャケットケース「LCJ-RXB」(2万2,050円)などを用意する。


光学ビューファインダーキット「FDA-V1K」、レンズフード「LHP-1」を装着した状態 サムグリップ「TGA-1」。ソニー初のアイテムで、マルチインターフェイスシューに装着し、右手親指をかけて使う



(本誌:折本幸治)

2012/9/12 13:06