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【フォトキナ】ソニー、「DSC-RX1」「NEX-6」など新機種を展示


 ソニーブースは、フォトキナ開催に先駆けて国内発表したフルサイズセンサー搭載機「α99」や「サイバーショットDSC-RX1」といった高級機がメインの展示を実施していた。 多くのカメラメーカーはカウンタースタイルでのタッチ&トライを展開する中、同社のブースはより実際の撮影体験に近い環境づくりに力を入れている。

ソニーブースの入口 被写体に本物の植物を使っているという

 フルサイズセンサーを採用するコンパクト機のDSC-RX1は、国内発表会などに続いて動作機を手に取ることはできなかったものの、多くの来場者が展示ケース前で足を止めていた。ブースでは発売済みの1インチセンサー搭載機「サイバーショットDSC-RX100」とともに、高級機のシリーズとしてアピールする。

サイバーショットDSC-RX1
RXシリーズのコーナー

 また、無線LAN機能を搭載したEマウント機「NEX-6」、「NEX-5R」も展示していた。いずれも国内での年内発売がアナウンスされた製品。

NEX-6

 NEXの無線LAN搭載機は、ダウンロードアプリで機能拡張できる「PlayMemories Camera Apps」が特徴。ブースで実際に試すことができた。

NEX-5R メニュー内に「Application」が追加され、選ぶとインストール済みのアプリなどが並ぶ
Photo Retouchアプリでトリミングを行なっているところ Bracket Proで絞り値のブラケット撮影を設定しているところ
ブース内に用意されたタブレット端末で製品スペックや作例・デモ映像を見ることができる

 フルサイズAマウント機「α99」では、ムービー撮影機材の展示を別に設けるなど、動画撮影のカメラとしても強く訴求していた。

撮影体験コーナー 動画撮影に関する活用提案
4Kテレビに撮影画像を表示するデモ
超望遠レンズの体験コーナーも用意している 発表されたばかりの「300mm F2.8 G SSM II」もあった

 また、会期中にはプレス向けにSony Europe Personal Imaging & Sound Europe General Managerの安田孝司氏による欧州マーケットに関する説明会も実施した。

Sony Europe Personal Imaging & Sound Europe General Managerの安田孝司氏

 欧州ではレンズ交換式カメラが成長基調にあるものの、日本よりミラーレスの拡大が遅いという。ミラーレスで一定のシェアを持つ同社としては、市場拡大にともなってポジションを拡大できればとしていた。

ヨーロッパの市場規模 CSC(コンパクトシステムカメラ)が拡大しているとした
地域ごとのレンズ交換式カメラにおけるミラーレス比率 2011年のミラーレス市場におけるソニーのシェア

 一眼レフカメラは2,100ユーロ以上の価格帯が拡大。二強とされるキヤノンとニコンが低価格のフルサイズ機を投入したが、α900の後継であるα99(トランスルーセントミラーテクノロジー採用のEVF機)も同カテゴリでポジションを取っていきたいとした。

 また、ミラーレスにおいてもオリンパスOM-D E-M5や同社のNEX-7といったハイエンド機が好調なことを受けて、高級機の市場があると認識したという。ヨーロッパのユーザーは保守的で「安くていいもの」を探してじっくり吟味するとのことで、まだまだ低価格帯のレンズ交換式カメラの市場は大きく、ブームは続くと考えているとした。

2,100ユーロ以上の価格帯が拡大 コンパクト機も高価格帯が拡大している

 コンパクトデジタルカメラはスマートフォンの影響もあり台数ベースでは縮小気味だが、高倍率ズームの“トラベルカメラ”と呼ばれる製品や、サイバーショットDSC-RX100のような“プレミアムコンパクト”は拡大しているという。スマートフォンで身代わりになってしまう機能のカメラは食われていくが、そのほかの「スマートフォンと分けて持ちたいカメラ」には拡大の可能性を感じ、そこに注力するとした。

 DSC-RX100は各賞を受賞するなど好調で、これを「フルフレームのトリオ」(α99、DSC-RX1、NEX-VG900)の開発に活かしていきたいとしていた。

 続いてソニーデジタルイメージング(DI)事業本部 副本部長の勝本徹氏は、「レンズ交換式の一眼レフカメラには、同カテゴリ内で最高とされているフルフレーム(35mmフルサイズ相当)が適している。他社を含めそうした流れになっている」と説明。加えて同社の考えとして、ミラーレスカメラは小さいことが価値で、現在ではAPS-Cより小さいフォーマットが主流になっているのではないか、と話した。

デジタルイメージング(DI)事業本部 副本部長の勝本徹氏

 ミラーレス機は「コンパクトからのアップグレード層」に向けて当初発売したものの、実際には一眼レフカメラユーザーのセカンドカメラからメインになっている例も多いという。画質重視でセンサーサイズを大きくした部分もあるが、ドイツでは半分ほどがセカンドカメラとして購入、6割が最初のレンズ交換式カメラとして選んでいるそうだ。




(本誌:鈴木誠)

2012/9/22 19:36