パナソニック、「LUMIX DMC-G5」を海外発表。新撮像素子を採用


 パナソニックは18日、LUMIX Globalサイトにおいて、レンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX DMC-G5」を発表した。米国や欧州などで発売する。日本での発売は未定。

 2011年7月発売の「LUMIX DMC-G3」の後継機種と見られる製品。マイクロフォーサーズシステム規格に準拠する。EVF内蔵型、バリアングル背面モニター搭載のノンレフレックス(ミラーレス)機で、DMC-G3よりグリップを強調したスタイリングになっている。

 撮像素子は有効1,605万画素の4/3型Live MOSセンサー。これまでのLUMIX Gシリーズにない画素数で、パナソニックでは新開発としている。最高感度はISO12800。なおDMC-G5は有効1,600万画素で、ISO6400までだった。

 3型アスペクト比3:2のバリアングル液晶モニターは、DMC-G3の約46万ドットから92万ドットに高精細化した。

 EVFは従来と同じく、倍率1.4倍(50mmレンズ無限遠時)、144万ドット。ただし、DMC-G3で省略されたアイセンサーが復活している。

 また、「LUMIX DMC-GX1」「LUMIX DMC-GF5」に続き、電子水準器も搭載した。

 メカシャッター時の連写性能は、フル解像度で最高約6コマ/秒。DMC-G3は約4コマ/秒だった。電子シャッター時は最高約20コマ/秒で変化はない。

 動画記録は最大1,920×1,080/60pのAVCHD Progressiveに対応。また、MP4記録が可能になった。

 先行して発売されたDMC-GF5と同じく、計14種類のクリエイティブコントロールを搭載。パートカラーやソフトフォーカスなどが追加された。

 撮影可能枚数は310コマ(LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.装着時)、320コマ(LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.、またはLUMIX G VARIO 45-150mm F4-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.装着時)。

 本体色はブラック、シルバー、ホワイト。シルバーモデルは前モデルになかった。代わりに今回はブラウンが省略されている。

 外形寸法は119.9×83.2×70.8mm。質量は396g(SDカード、バッテリー含む)、346g(本体のみ)。




(本誌:折本幸治)

2012/7/19 12:44