富士フイルム、タッチパネル採用の業務向けプリントシステム
富士フイルムは、業務向製品「クイックプリントステーション」(昇華型即時デジカメプリントシステム)を13日に発売する。価格はオープンプライス。実勢価格は37万8,000円前後の見込み。
クイックプリントステーション |
タッチパネル操作で写真データの入力から、プリントまでをパソコン不要で行なえる装置。企業での資料作成、自動車免許などの公的機関の証明写真、工事現場の記録写真、学校やイベント会場での記念写真といった用途を想定している。
クイックプリントステーションは、専用ソフトをインストールした「DPCポータブル」と新型の昇華型熱転写方式による、「フジフイルム サーマルフォトプリンター ASK-300」からなる。すべての操作を10.4型タッチパネルで行なえる。
CF、SDHC/SDメモリーカード、microSDHC/SDカード、メモリースティックPro、メモリースティックマイクロ、xDピクチャーカード、USBメモリーなどに対応する。読み取りファイル形式はJPEG、BMP、PNG、TIFF。
同社ミニラボなどでも採用している独自の画像処理技術「Image Intelligence」を搭載し、専用ペーパー「フジフイルム クオリティ サーマルフォトペーパー」と組み合わせることで、高画質だというプリントを11秒/枚(Lサイズ時)で出力できる。ペーパーとインクリボンを前面から交換できるなどメンテナンス性も高めた。
プリントサイズは6×8サイズ、KGサイズ、2Lサイズ、Lサイズ。プリント解像度は300×300dpi。
OSにはWindows XP Professional SP3 for Embedded Systemを採用。CPUはAtom N455(1.6GHz)。1GBのメインメモリーと160GBのHDDを内蔵する。
ASK-300は、写真店など向けのパソコンや画像処理ソフトと組み合わせても使用可能なため単体でも販売する。
DPCポータブルのサイズは275×295×70(モニター角度0度時)~275(モニター角度70度時)mm、重量は約3.5kg。
ASK-300のサイズは275×446×170m、重量は約12kg(簡易トレイ含まず)。
2011/12/12 13:36