パナソニック、高感度画質を改善した24倍ズーム機を海外発表


 パナソニックは26日、24倍ズームレンズを搭載したレンズ一体型でデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ150」を海外で発表した。国内での発売は未定。

 35mm判換算の焦点距離25-600mm相当の光学24倍ズームを搭載するモデル。現行の「LUMIX DMC-FZ100」の後継機と見られる。レンズには新たにナノサーフェスコーティングを施し、ゴーストやフレアなどを減少させたとしている。手ブレ補正機構には、歩きながら広角で撮影する際に有効だというアクティブモードも備えている。

 有効画素数は前モデルの1,410万画素から1,210万画素に減少した。ただ、DMC-FZ100と比べてS/N比を4.7dB(ISO1600まで)、3.9dB(ISO100)改善したという。また、新開発のマルチプロセスによるノイズリダクションで、画像の各部分の明るさに応じて最適なノイズリダクションを適用可能になったとする。RAW記録にも対応。

 連写速度はフル解像度で12コマ/秒(12枚まで)。3D撮影機能も搭載し、ビエラなどで再生できる。動画は引き続きAVCHD形式に対応。センサー出力60pの60p記録に対応した。最高ビットレートはAVCHDの60p記録時で28Mbps。

製品名LUMIX DMC-FZ150
撮像素子1/2.3型有効1,210万画素MOSセンサー
レンズ25-600mm相当(35mm判換算)F2.8-5.2
最短撮影距離1cm(マクロモード広角端)
100cm(マクロモード望遠端)
手ブレ補正レンズシフト式
感度ISO100-3200
最高ISO6400(高感度モード)
露出プログラムプログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出
測光方式分割測光、中央部重点、スポット
シャッター速度30-1/2,000秒(全モードあわせて)
液晶モニター3型約46万ドット
EVF0.2型約20万ドット
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード(内蔵メモリー70MB)
連写速度約12枚/秒
動画記録AVCHD(1,920×1,080・60p)など
バッテリーリチウムイオン充電池
撮影可能枚数約410枚

【2011年8月29日】記事初出時シャッター速度を「60-1/4,000秒」と記載しておりましたが、正しくは「30-1/2,000秒」です。




(本誌:武石修)

2011/8/29 16:01