大阪ニコンサロン、秋修一写真展「基点 1995」


 大阪ニコンサロンは、秋修一写真展「基点 1995」を8月11日から開催する。

いろいろな自然災害の中で、地震ほど突然に襲いかかってくるものはないのではなかろうか。
1995年1月17日午前5時46分、真冬の早朝に、作者は夢の中の出来事かと思う程に大きな揺れを感じた。一瞬、何事が起こったのか理解できず、台所の食器棚が、居間のガラスケースの置き物が無残に崩れ落ちている光景を見た時に、地震が来たのだと思った。阪神淡路大震災である。
誰もがこの場所で、これ程大きな地震が来るとは予測していなかったのではないだろうか。何百年、何千年かに一度大きな地震が起こるだろうと専門の学者が言っていることを上の空で聞いていたことが、まさか現実に、今ここで起こるとは想像すら出来なかった。
展示する作品は、地震大国日本列島において、いつどこで起きても不思議ではないということ、平穏な日常生活を送っている中で、突然に襲いかかってくる怖さ、そして現代社会がこの地震で教訓にしなければならないことが数多くあったのではないだろうかということを示している。
モノクロ40点。(写真展情報より)

  • 名称:秋修一写真展「基点 1995」
  • 会場:大阪ニコンサロン
  • 住所:大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • 会期:2011年8月11日〜2011年8月24日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:8月20日・8月21日

(本誌:折本幸治)

2011/7/28 00:00