エプソン、2011年初の「それいけ! 写真隊」を静岡会場で開催


 エプソンは4日、写真体感イベント「それいけ! 写真隊」を静岡会場で開催した。東日本大震災の影響で開催が延びていた2011年度開催分の第1回。静岡会場を皮切りに以後、鹿児島会場、京都会場、広島会場での開催が決まっている。入場料は無料。


会場名月日時間場所
鹿児島会場2011年6月18日10時〜16時30分鹿児島商工会議所
京都会場2011年7月2日10時〜16時30分みやこメッセ
広島会場2011年7月23日10時〜16時30分広島市中小企業

 広島会場以降の予定は、順次発表するという。

 「それいけ! 写真隊」は、エプソングループの写真が隊員となり、写真プリントの楽しさを伝えるため、2007年から続けているイベント。プリントにおける疑問に答えるセミナーや体験型イベントを通じて、エプソン製プリンターの訴求にとどまらない活動を行なっている。

静岡会場となった静岡市のグランシップ会場の様子
PX-5VのA3ノビプリント体験コーナーが人気だったPX-5Vの実力を示すプリントサンプル

 これまでに32回19カ所で開催。参加者数は約6,000名。同じくエプソンの「ニューフォトフォーラム」が新アイテムのお披露目を目的とした商業イベントとすれば、「それいけ! 写真隊」は、社員とユーザーと直接対話する、活用法の提案とデジタルプリントの普及活動がメインのイベントといえる。

 静岡会場は今回で4回目の開催。開会時間の10時には多くの来場者が並び、一時は整理券を配るほどの盛況ぶりとなった。認知が進んだこともあり、リピーターも多いという。客層はシニア層が中心。午前時点でエプソンは、1日の来場者数を約300名と見込んでいた。恒例の応募・展示イベントの「ご当地写真」は、約90名からの応募があったという。

 イベントの目玉は、最新の写真向け顔料インクジェットプリンター「PX-5V」によるプリント体験コーナー。持参した写真データをA3ノビサイズに1枚プリントしてもらえるというもので、会場には数多くのPX-5Vが並んでいた。

 また、エプソン社員が行なう各種セミナーも人気を博していた。プリンター、モニター、用紙の特徴とカラーマネジメントの基本についてのセミナーの後は、「パソコンなしで本格作品づくり」、「自宅はスタジオ! みんなの写真教室」、「フォトショップで作る一歩進んだ作品づくり」を開催。体験型セミナーの参加率も高く、写真隊ならではの和気あいあいとした雰囲気が特徴的だった。

セミナーも満席。回を重ねているだけあって、社員による解説も手慣れたものだ開催前に毎回募集している「ご当地写真」。静岡だけあって富士山が多い

 会場では、用紙のアウトレット品販売や、ファインアートペーパーの直売も実施。また、エプソンEndeavorシリーズのパソコンなども展示していた。パソコンの展示は以前より要望があったとのことで、会場限定のBTOメニューが施されてた。

アウトレット品の限定販売や、ファインアートペーパーの直売もEndeavorブランドのBTOパソコンをアピール
ナナオGG223Wのデモも行なっていた。デジタルプリント関連の話題が一同に集まるイベントだ


(本誌:折本幸治)

2011/6/6 15:17