市川ソフトラボラトリー、「SILKYPIX Pro 5 Beta」の試用期日を6月15日に延期


 市川ソフトラボラトリーは30日、「SILKYPIX Developer Studio Pro 5 Beta Windows版」の試用期日を5月31日から6月15日に延期した。使用期日の延期は3度目。同時に、最新バージョン5.0.1を公開した。

SILKYPIX Developer Studio Pro 5 Beta Windows版

 製品版の発売に向けて公開している評価版。RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズの最新版にあたる。発売時期は未定。新規ライセンス価格は2万7,000円になる見込み。

 5.0.1には、新機能「ダイナミックデフォルト」が加わった。パラメーターの初期値をRAWデータの撮影時の情報をもとに動的に変える機能。パラメーターの初期値がSILKYPIX初期値の場合に動作する。

 対象となる初期値のパラメーターは、シャープネス(輪郭強調)、NR(偽色抑制、ノイズ除去)、現像設定(デモザイク精鋭度)、ハイライトコントローラ(ダイナミックレンジ)。

 上記を加えた更新内容は次の通り。

  • ダイナミックデフォルト機能を追加
  • 試用期限を2011年6月15日までに延長。
  • ある条件(露出を大きく明るい方向に補正する、HDR補正を行なう、RAWデータが問題の起きやすいデータの状態となっているなど、もしくはそれらの条件が重なった場合)で、暗部で色被り(緑被り)が大きく起こる問題を修正
  • コマの削除、移動ができない場合がある問題を修正
  • 現像結果保存設定で「現像結果保存フォルダの初期値」の「指定したフォルダ」や機能設定の「テンポラリ・フォルダを指定する」など、フォルダの選択をフォルダツリーのUIで選択する場合に、フォルダを選択できない問題を修正
  • 複数選択した状態で1クリック選別で「選択コマ」を選択しても、1コマのみしか選別表示されない問題を修正
  • 1コマ現像ダイアログで、右クリックのメニューの「新規作成」-「フォルダ」が文字化けしている問題を修正
  • プレビュー表示された状態で放置しておくと、しばらくしてアプリケーションエラーとなる場合がある問題を修正
  • コントロール配置の登録で、登録して、一旦終了して、再起動しても登録されていない問題を修正
  • 一部の処理の高速化
  • その他文字列の変更など細かい問題の修正


(本誌:折本幸治)

2011/5/31 13:23