キヤノン、DPPとRAW Codecを「EOS Kiss X5」「EOS Kiss X50」に対応
キヤノンは26日、RAW現像ソフト「Digital Photo Professional」(DPP)およびWindows用「Canon RAW Codec」の最新版を公開した。いずれも新機種の「EOS Kiss X5」および「EOS Kiss X50」のRAW画像への対応を含む。
EOS Kiss X5 | EOS Kiss X50 |
更新内容はそれぞれ次の通り。
■Digital Photo Professional 3.10.1
- 「EOS Kiss X5」「EOS Kiss X50」の撮影画像に対応した
- 円形マスキング機能を追加。トリミング/角度調整ツールのプルダウンメニュー「比率」から新たに「円形」を選択可能にした。矩形選択時とは動作が異なり、選択部分以外をマスキングする
- ハイライト警告が表示された状態でNRプレビューを表示すると、プレビュー画面が青色となる問題を修正した
- レーティングを設定して画像を上書き保存すると、編集結果が破棄され画像が撮影時設定に戻ることがある現象を修正した
- 編集画面またはセレクト編集画面で画像を100%表示しスクロールすると、表示結果に微細な白い線が入る場合がある現象を修正した
- ノイズリダクション処理の実行時に画面が一時的にマゼンタ色に表示されることがある現象を修正した(Windows版のみ)
- パソコン内にPhotoshopが複数バージョン存在する場合、「Photoshopへ転送」メニューがグレーアウトすることがある現象を修正した(Windows版のみ)
- Windows XP SP2のサポートを終了した(Windows版のみ)
- Mac OS X 10.6での制限「メイン画面内で任意の画像を他フォルダーへ移動(ドラッグ&ドロップ)ができない。」を解除した(Mac版のみ)
- Mac OS X 10.4のサポートを終了した。PowerPC搭載機は非対応となる(Mac版のみ)
また、以下のレンズを収差補正の対象とした。Fisheyeレンズで撮影した画像の歪曲収差補正は、通常補正以外に4種類の効果も選択できる。
- EF 8-15mm F4 L Fisheye USM
- EF 15mm F2.8 Fisheye
- EF 300mm F2.8 II IS USM
- EF 400mm F2.8 II IS USM
- EF-S 18-55mm F3.5-5.6 III(海外モデル)
- EF-S 18-55mm F3.5-5.6 II(海外モデル)
Digital Photo Professionalは、キヤノン製デジタルカメラに付属するRAW現像ソフト。RAW画像に対する周辺光量補正やピクチャースタイルの適用などが可能。
■Canon RAW Codec 1.9.0
- 「EOS Kiss X5」および「EOS Kiss X50」に対応した
- Windows XP SP2、Windows Vista(SPなし)をサポート対象外とした
Canon RAW Codecは、Windows XP/Vista/7にインストールすることで、WIC対応ソフト(MicrosoftのWindows Live Photo Galleryなど)でのRAWデータの表示が可能になるソフト。
2011/4/26 14:36