アップル、iPhone 4で“HDR写真”を撮影できる「iOS 4.1」を公開


 アップルは9日(日本時間)、iPhoneおよびiPod touch(2G以降)用の「iOS 4.1」を公開した。iTunesからアップデートできる。

iPhone 4上部にHDRのオン/オフを切替えるボタンがついた

 米Appleが9月1日(現地時間)に発表した、iOS 4初のメジャーアップデート。今回の更新で、iPhone 4の内蔵カメラで写真撮影を行なう際に「HDR」(HDR=High Dynamic Range)が利用可能になった。3枚を連写合成し、白飛びや黒潰れを抑えた画像を記録できる。iOS 4.1発表時のデモでは、撮影画面にLEDフラッシュのオン/オフボタンと並んでHDRのオン/オフボタンが並んでいた。なお、iPhone 4以外の端末でHDRは利用できない。

 そのほかにも、iPhone 4では撮影したHD動画を直接YouTubeとMobileMeにアップロードできるようになるなどの新機能を追加している。

 iPhone 4は、ソフトバンクモバイルが2010年6月に発売したiOS搭載の携帯電話。背面カメラには有効500万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用した。最大1,280×720ピクセル/30fpsのHD動画記録にも対応。静止画、動画ともにタップ操作でフォーカスポイントを指定できる。背面カメラ部にはLEDフラッシュも備えた。

※スクリーンショット提供:飯塚直

(本誌:鈴木誠)

2010/9/9 12:32