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静止画/動画のハイブリッドLEDライト――Profoto「L600」シリーズとは?

Profotoが1月にリリースした「L600」シリーズは、静止画/動画撮影のハイブリッドユースを想定したLEDライトだ。3月26日(木)に開催されたタッチ&トライイベント「Profoto Day Spring 2026」で製品に触れる機会があったので、その様子をお届けしたい。

「L600」シリーズは、カラータイプの「L600C」と、デイライトタイプの「L600D」の2モデルで構成されるLEDライトシリーズ。先に価格の話をしてしまうと、「L600C」については登場時に63万8,000円だったところ、4月1日(水)から53万2,400円へと価格改定されることが決まった。「L600D」の47万9,600円と近しい価格への値引きとなる。

このシリーズが想定するターゲットユーザーは、1人もしくは少人数のチームによるクリエイター。なおかつ静止画と動画を同一の現場で対応するような案件において強みを持つと訴求している。

“1人もしくは少人数”とするのは、使用における手軽さをアピールしているからだ。600Wと余裕のある出力を持ちながら、本体重量は6㎏と軽量に収めた。またバラストを不要としたデザインにより、ケーブル1本でセッティングを完了できる点を強調する。

“扱いやすさ”にも配慮しており、例えば角度調整のためロックを解除しても「ガクン」と落ちることがない
アンブレラホルダーも備えている

静止画と動画を同時に制作する現場において、照明機材を入れ替えることなく“共通化”できるため、光の質を統一できるのも「L600」シリーズのメリットとなる。元来、ストロボ製品において光の質の高さに定評があったProfotoだが、それはLEDライトにおいても同様。“Profotoの光”を静止画/動画でシームレスに得られるというわけだ。

L600Cの発光部
L600Dの発光部。こちらは前面にカバーがない

本体の構造としては、独自の水冷システム「HydroCTech」を搭載した点もポイント。高い冷却性能により、発光部と電源部を近い位置に配置することが可能となり、またそれにより電源効率なども高められているのだという。静音性と安定したパフォーマンスを両立するとしている。

「L600」シリーズの灯体には、各所にスリットが設けられている
こちらはバッテリー式モノブロックストロボ「Profoto Pro-B3」。基本的なデザインのスタイルは踏襲しているように見えるが、冷却システムを搭載したLEDライトとの違いも明確にわかる

灯体にコントロール部を備えている点は、従来のProfotoのモノブロックストロボと同じだ。Profotoユーザーにとっては馴染みのある操作スタイルを踏襲できるだろう。55種類以上のProfotoライトシェーピングツールに対応する点も、元々のユーザーにとっては嬉しいポイントだ。

有線や無線など各種制御システムに対応する。Profoto Controlアプリを介してスマートフォンなどからのコントロールを可能とした点も既存製品から踏襲している。

Profoto AirなどワイヤレスモードをONにすると、「フラッシュモード」が利用できるようになる。静止画撮影時に、カメラのシャッターボタンの押下に合わせてLEDが発光する仕様となる。

ワイヤレスモードの設定画面
ワイヤレスモードをONにした状態。フラッシュマークがついている
ライトモードに「GELS」も搭載。シェーピングツールを使わずに様々なカラーの光を照射できる(L600C)
ライトモード「GELS」を選択した様子(L600C)

イベントでは、bird and insect ltd.のshuntaro氏とHirotsugu Hamada氏によるトークショーも行われた。実際に「L600」シリーズを使用した現場の様子を紹介しながら、その使用感について語った。

静止画をメインに、動画をサブとして撮影するイメージの現場で、「動画のセッティングをしているときに、良い光があったら静止画も撮れる」としてそのワークフローの効率性の高さに触れた。

「L600」シリーズについて両氏は、コンパクトゆえの機動力の高さ、“直当て”でも光がきれいなこと、にとくに感心した様子だった。

Hirotsugu Hamada氏
shuntaro氏
現場の様子
スマートフォンからコントロールする様子
本誌:宮本義朗