ニュース

Askar、レンズ口径130mmの超高解像アストログラフ「SQA130鏡筒」

株式会社サイトロンジャパンは、Askarブランドの大口径アストログラフ「SQA130鏡筒」を3月27日(金)に発売した。

対物レンズ口径130mm、焦点距離624mm、口径比F4.8のアストログラフ。5群5枚のレンズ構成を採用し、うち2枚にSDガラス(特殊低分散ガラス)を使用することで諸収差を抑制。視野全体でシャープかつコントラストの高い像を実現するという。

ペッツバール構造を採用しており、鏡筒単体でフラットな像面を得られるほか、すべてのレンズが適切な位置に固定されているため、バックフォーカス計算を行うことなく46~76mm(推奨55mm)の範囲でピント調整が可能。

イメージサークルは中判カメラ相当の55mmに対応しており、フルサイズ(44mm)センサーをカバーするだけでなく、最周辺部まで高い光量を確保する。周辺光量は55mmの最周辺で約85%、フルサイズ最周辺で約95%。

鏡筒バンドは、航空機グレードのアルミニウムをCNC加工で削り出した中空構造を採用。剛性の強化と軽量化を両立させている。さらに、大型のつまみネジを採用したことで、手袋を装着した状態でも工具を使わずに鏡筒の開閉や前後スライドが可能。

鏡筒バンドの左右には、合計6カ所のM4/M6ねじ穴を備え、各種アクセサリーの取り付けに対応する。

鏡筒下部には、大型の赤道儀でも安全に搭載できる長さ300mmのドブテイルプレートを装備する。

また、大型のラックアンドピニオン式フォーカサーを搭載。重量のある冷却CMOSカメラやカラーフィルターホイールなどを接続した場合でも、滑らかなピント合わせが可能。

接眼部には360°回転に対応する目盛り付きのカメラ回転装置を搭載。

鏡筒上部には、ファインダーベースを装着できるスロットを設けた持ち運び用のトップハンドルを搭載する。加えて、鏡筒後部には左右にデュアルファインダーベースマウントを配置。オートガイダーや各種ファインダーの同時装着に対応する。

フォーカサー底部のM4ねじを利用して、サードパーティ製の電動フォーカサーの取り付けが可能。

接眼部後端には、カメラ接続用アダプターとして、M48、M54、M68の3種類が付属。伸縮式フードを採用しており、収納時の全長は650mm。運搬や保管用の専用ハードケースも付属する。

  • 口径:130mm
  • 焦点距離:624mm
  • 口径比:F4.8
  • 光学系:5群5枚ペッツバールAPO(SDガラス2枚使用)
  • イメージサークル:55mm(中判フォーマット)対応
  • バックフォーカス:46~76mm(推奨接続長:55mm)
  • 接続アダプター:M48、M54、M68
  • ファインダー台座:デュアルマウント対応、トップハンドル用スロット
  • フォーカサー:大型高精度デュアルスピードフォーカサー(回転装置内蔵)
  • 全長:650mm(フード収納時)、764mm(フード展開時)
  • 質量:約11.76kg(鏡筒バンド・プレート・ハンドル含む)
  • 付属品:専用オックスフォードクロスケース、300mmドブテイルプレート、カメラ接続用アダプター3種など
  • 価格:72万円前後
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。