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撮影者の疑問に向き合う書籍『写真のこたえ』
スランプに陥った、写真をやめたい…さまざまな悩みに回答
2025年11月28日 16:43
小林紀晴氏による著書『写真のこたえ』が、11月28日(木)に弊社インプレスから発売された。価格は1,870円。『デジタルカメラマガジン』の連載「写真の時間」を再構成したもので、写真活動における32の悩みや疑問に小林氏が実体験を基に回答している。
撮影対象が見つからない、スランプに陥った、写真をやめたいといった写真愛好家が抱えがちな悩みに対し、東京工芸大学教授でノンフィクション作作家でもある小林氏が多角的な視点から回答する。毎回1つの悩みを取り上げ、小林氏の実体験を交えたエッセイ風の文章で、写真活動の指針を示す内容となっている。
構成は1テーマごとに完結するQ&A形式。最初から順に読むだけでなく、目次から気になるページを自由に選んで読み進められる。写真家として、また写真教育者として第一線で活躍する小林氏の写真への向き合い方や考え方に触れられる読み応えのある文章に加え、小林氏による作品も収録した。
写真を趣味とする人や写真家を目指す人、写真について深く学びたい人、写真に関して悩んでいる人などに向けた内容となっている。
著者プロフィール
小林紀晴(こばやしきせい)
1968年、長野県生まれ。1988年、東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社にカメラマンとして入社後、1991年に独立。アジアを多く旅し作品を制作。近年は自らの故郷である諏訪地域でも作品制作を行っている。写真集・著書に『kemonomichi』『愛のかたち』『ニッポンの奇祭』 『見知らぬ記憶』『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』『深い沈黙』『写真はわからない』などがある。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞、2023年『縄文の庭』で日本写真芸術学会賞(芸術賞)を受賞。初監督映画作品『トオイと正人』でバンコク国際ドキュメンタリー映画祭2021新人監督賞、東京ドキュメンタリー映画祭2021ほか入賞。東京工芸大芸術学部写真学科教授。
【2025年11月28日】記事初出時に価格を2,200円としていましたが、ただしくは1,870円です。お詫びして訂正いたします。



