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最大8基のSSDを装着可能 PCIe 5.0対応のRAIDカード

ARC-1689-8N

株式会社アスクは7月31日(木)、台湾Areca製のPCIe 5.0対応RAIDカード「ARC-1689-8N」の取り扱いを開始した。価格や納期については要問い合わせとしている。

最大8基のM.2 NVMe SSDを搭載可能なRAIDカード。PCIe 5.0 x16(規格上の理論値64GB/s)に対応しており、搭載したSSDには1基あたりPCIe 5.0 x4のレーン(同16GB/s)を提供。公称の最大転送速度は60GB/sに達する。クリエイティブ用途においては大容量の動画編集や3Dモデルのレンダリングなどに向くという。

Webブラウザ経由でアクセス可能な管理画面では、RAIDアレイの構築/監視/管理に加えて、搭載中SSDのステータスや温度の確認、イベントログ出力などが個別に行なえる。

なお、PCIe 5.0の拡張カードは広く普及しているPCIe 4.0をはじめ古い世代のスロットと物理的に互換性があるが、速度はスロット側の性能に制限されるため、特に大容量ファイルの高速転送を目当てにARC-1689-8Nの導入を検討している場合は、使っているPCのマザーボードがPCIe 5.0 x16に対応しているかを確認する必要がある。

  • 搭載可能SSD:M.2 2280/22110
  • 搭載可能SSD数:最大8基
  • 対応RAID:0(スクレイピング)/1(ミラーリング)/10(スクレイピング+ミラーリング)/Single Disk(Single/Dual/Triple)、JBOD
  • 最高転送速度:60GB/s(メーカー公称値)
  • 対応OS:Windows 11/10、Windows Server 2025/2022/2019/2016、Linux(kernel 3.10以降)
  • 外形寸法:107.2×262mm
関根慎一