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シグマ、AF対応のシネレンズ「AF Cine Line」を開発
映画制作向けレンズ「Aizu Prime Line」の発売時期も決定
2025年6月4日 12:58
株式会社シグマは6月4日(火)、映像制作用交換レンズ「Sigma Cine Lens」の新ラインアップ「AF Cine Line」として、「28-45mm T2 FF」「28-105mm T3 FF」の開発を発表した。同社初のAF対応シネレンズシリーズとなる。
発売時期は28-45mmが11月、28-105mmが2026年春を予定している。対応マウントはLマウントとソニーEマウント。価格は未定。
AF Cine Lineは、同社のスチル用レンズArtラインの光学系を受け継ぎながら、シネマ撮影に求められる機能を両立させたという交換レンズ。28-45mm T2 FFは「28-45mm F1.8 DG DN | Art」、28-105mm T3 FFは「28-105mm F2.8 DG DN | Art」の設計をそれぞれ採用した。
機構面では、回転角度に制限を設けたフォーカスリング、0.8Mピッチのギア、クリックレスの絞りリングなど、業界標準となる操作性を備えたとする。
AFには、リニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)を採用した。
28-45mm T2 FF
- 最短撮影距離:0.3m
- フィルター径:M82×0.75mm
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:151.3mm(Lマウント用)
28-105mm T3 FF
- 最短撮影距離:0.4m
- フィルター径:M82×0.75mm
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:157.9mm(Lマウント用)
映画制作向け「Aizu Prime Line」
映画制作向けの新ラインアップ「Aizu Prime Line」の発売時期も決定した。18〜125mmまでの12本のうち、まずは撮影現場の即戦力となる25、27、32、35、40、50、65、75mmまでの8本をリリースする。
Aizu Prime Lineは、全焦点距離で開放T1.3を実現したラージフォーマット対応シネレンズ。すべての焦点距離でT1.3を達成したのは世界初という。
希望小売価格は各165万円。マウントはPLマウント用とソニーEマウント用から選択できる。
※以下の全長および質量はPLマウント用
25mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.31m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:125mm
- 質量:1.7kg
27mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.33m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:125.4mm
- 質量:1.7kg
32mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.34m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:128.5mm
- 質量:1.7kg
35mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.35m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:128.6mm
- 質量:1.6kg
40mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.38m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:128.8mm
- 質量:1.6kg
50mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.48m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:126.3mm
- 質量:1.7kg
65mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.61m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:125mm
- 質量:1.6kg
75mm T1.3 LF
- 最短撮影距離:0.73m
- レンズ前枠径:95mm
- 全長:128.1mm
- 質量:1.7kg