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望遠端105mmまでF2.8固定の大口径ズームレンズ「SIGMA 28-105mm F2.8 DG DN | Art」

株式会社シグマは、大口径ズームレンズ「SIGMA 28-105mm F2.8 DG DN | Art」を9月26日(木)に発売する。価格はオープン。ソニーE、Lマウント用を用意する。

28-105mmの全域でF2.8を実現した標準ズームレンズ。最新の光学性能によりズーム全域で高い光学性能を実現。高速AFや防塵防滴構造を持ちながらも、重量1kgを下回る小型軽量ボディとなっている。

28mmの場合
105mmの場合

同ズーム域のレンズにおいてはF値がF4になることが多いところ、1段明るいF2.8を採用。ポートレート撮影で多用されるという中望遠域をF2.8でカバーすることで、大きなボケ味や1段早いシャッター速度の設定など、幅広いシーンに対応する。

レンズ構成は13群18枚(FLDガラス2枚、SLDガラス1枚、非球面レンズ5枚含む)。同社のシミュレーション技術と、ナノポーラスコーティングやスーパーマルチレイヤーコートを組み合わせることで、フレアやゴーストの発生を抑制している。

フォーカスブリージングにも配慮した設計となっている。

AF駆動にはリニアモーターHLAを採用。それにより高速AFを実現。静粛性も高く動画でもノイズの心配がないという。

マウント部の本体素材にマグネシウムを使用することで、軽量化を実現。

鏡筒には絞りリングを搭載。クリックはスイッチにて切り替え可能。絞りリングの意図しない誤操作を防ぐロックスイッチも備える。

AFLボタンも2カ所に搭載し、任意の機能の割り当てに対応する。レンズの不意な繰り出しを防止するズームロックスイッチも装備する。

防塵防滴構造を採用。レンズ前面には撥水防汚コートが施されている。

主な仕様

  • レンズ構成:13群18枚(FLDガラス2枚、SLDガラス1枚、非球面レンズ5枚)
  • 絞り羽根枚数:12枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:40cm
  • 最大撮影倍率:1:3.1(焦点距離105mm時)
  • フィルターサイズ:φ82mm
  • 外形寸法: φ87.8×157.9mm
  • 質量:995g
本誌:佐藤拓